今日、海外旅行での経験を漫画にした投稿を、インスタグラムで見つけて、読みふけってしまいました。
皆さんの経験したことを、漫画で読むのが好きなんですが、海外の話は、自分の知らない世界が垣間見えるので、とても面白く、よく読んでいます。
私も海外に住んだことがあるし、旅行も若い頃に何度もしていたので、日本とは全く違う価値観を持つ別世界に驚く、という経験はしています。
それが、楽しいこともあるし、腹立たしいこともあるし、目からうろこが落ちることもあるし・・・
本当に面白い!と思います。
結果、私は日本にずっと住みたいと思っていますけど、色んな国を見て、たくさんの人に出会って、色んなことを感じたいなーとは、ずっと思っています。
そんな漫画を読んでいて思い出したこと。
学生の時に、私はトルコ旅行に行きました。
ざっと、トルコ一周の旅。10日間くらいだったかな。
私はイスラム教のモスクを見てみたくて、イスタンブールをとても楽しみにしていました。
実際、とても楽しかったですよ。
美しく神聖な雰囲気のモスクはもちろん、活気のあるバザールとか、都会的な街とか、おいしいシーフード料理とか
明るく楽しそうな人々とか・・・盛りだくさんでした。
私がイスタンブールで、行ってみたいと思っていたところが一つありまして
それは、イギリスの推理小説家アガサ・クリスティが滞在して「オリエント急行殺人事件」を執筆したというホテルの部屋。
ペラパレスという古いホテルです。
私はアガサ・クリスティの作品が好きで、随分たくさん小説を読みました。
そのアガサ・クリスティが好んで滞在していたホテル、見てみたい。
ということで、泊まることは叶わなかったのですが、ホテルまで見に行ってみました。
が、
私が訪問したのは夕方で、見学できる時間を過ぎていました。
ホテルの従業員の女性は、「もう見学時間が終わったから、見られませんよ」って。
その日はトルコ旅行の最後の滞在日で、翌日には日本へ戻る予定だったので、私はとてもがっかりし
「明日帰らなきゃいけないんです、もう来られないんです」みたいなことを言った気がします。
いやあ、わがままな旅行者ですね。
ホテルの人にとっては、そんなの知らんがな、ですよね。
けど、その従業員の女性は「まあ、いいわよ、いらっしゃい」って、案内してくれました。
わあー、良い人~~。たまたま時間があったのか、わからないけど、
「ええ?いいの?やったー」って喜んで、ついていきました。
こんなのホテルの従業員にとっては面倒なだけなのにね、ほんとありがたい。
ホテルはとても古いので、派手さはなく、アガサの泊まっていた部屋も、特別豪華なわけでもなく
それが良かった~~~~。
なんかすごく遠い昔に生きていた、遠くの国の小説家が、ここにいたんだって
ここで、あの小説を書いていたのかと思うと
ああー、すごいなあって感動しました。
今も見学できるのかな?
私が行ったのは20年以上前なので、変わってるかもしれませんね。
あの時、柔軟に対応してくださったホテルの方、今でも感謝しています!
私の熱意を感じてくれてありがとう。
外国に行くと、「なんでそんなにいい加減なんだよお」って腹の立つことも多いんですけど
そのいい加減さが、こういう柔軟な対応にもなってるのだし、今も思い出に残っているので、素敵なところだと思います。
あと、「そんなに真面目じゃなくても別にいいか」って、肩の力が抜けたりね。
もうしばらく海外に行っていないので、懐かしく、そんな感覚を思い出しました。
またトルコ行きたいなあ~。
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