アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

大正琴 2

2009-06-05 14:49:55 | 楽器
大正琴を練習しているうちに“音”が気になり始めました。

ボタンを押したときの4本の弦の鳴りが違うのです。『鳴っている音』と『鳴らない音』があるのです。しかも、音程も違う・・・

鳴っている音は一番奥の一弦と4弦(オクターブ低い音が出る弦)

鳴らない音は二弦と三弦です。

通常大正琴の弦は5~6本で、ボタンを押してそのうちの4本の弦の音程を変えます。

4本の弦はみなGに調弦されていて1本だけ、オクターブ低いGです。(四弦)

弦の長さは同じなので、オクターブ低いGの弦だけ太いです。

つまり3本は同じ太さの弦で(一弦~三弦)、1本は太い弦(四弦)をボタンを押してフレットに着ける事が可能か?を考えると、一弦と四弦をフレットに着ける事が可能だが、二弦と三弦は不可能と思われます。(ボタンに付いている腕で弦を押さえ込んでフレットに付けるのですが、弦をおさえこむ腕の部分は直線に加工されているので)

木管楽器のタンポ調整に使うフィラーゲージ(爪楊枝に木管用クリーニングペーパーを幅2ミリ、長さ25ミリに切ったものをつけたもの)でそれぞれの弦に対するフレットのあたり具合を調べると、案の定一弦と四弦は当たっていますが、二弦、三弦は当たっていません。

“これでは、それぞれの弦が同じように鳴るはずはありません。”
コメント
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