田舎牧師は小さい時、祖母の子守唄を聞きながら眠ったそうだ。その子守唄は非常におも
しろく一回聞くと忘れられない。時々、私が寝付けないので、田舎牧師に子守唄を歌ってほ
しいと頼むとそれを歌ってくれる。おもしろすぎてゲラゲラ笑ってしまう私。しかし、なぜだか
その後、ぐっすり眠れるのだ。田舎牧師の父はとても真面目な人なので祖母が歌う子守
唄を聞くたびに「そんな、意味のないくだらん子守唄を歌うな」と真剣に怒っていたそうだ。
私は4人の子供達を育てる時、いつも聖歌の<主がついてれば>を歌っていた。抱っ
こして背中をトントンたたきながら「主がついてれば、怖くわないと聖書のうちに、、、」
と、4人とも聖歌の子守唄を歌うと安心して眠った。
田舎牧師の父といえば今から20年前60歳代でクリスチャンになった。つらい病いの中
にあっても聖書を読み、祈り感謝していた。やさしい人であったが、やさしさだけではなく
厳しさをもった父だった。田舎牧師に「お前は、日本一の牧師だ」と言い残して天国へ
行った。私には「おばあさんを頼む、しっかり仕事をしろ、子供たち4人をしっかり教育し
ろ。」と言い残してくれた。
<目の光は心を喜ばせ、良い知らせは人をすこやかにする」 箴言15;35
2013.6.18 トマトでした。