高尾山麓日誌

東京、高尾山麓付近に暮らす日常から、高尾山の状況や、高尾山・八王子周辺地域で気付いたこと、周辺鉄道情報などを掲載

幌が格好良かった豊橋機関区 クハ47114 (蔵出し画像)

2016-02-14 10:08:33 | 旧型国電
 先日、クモハ43013とコンビを組んでいたクハ47116 (静ママ) を紹介しましたが、こちらは静トヨにいたクハ47114です。70年代初めには静トヨにも旧クハ58である47100台が何両かいたようですが、80系置換え直前には、多くは静ママへ移動し、静トヨには本車しか残りませんでした。乗客の多い豊橋口ではやはり2扉車は不便だったのでしょうか。ですが、その後配備された80系(しかも豊橋口で集中的に運用)はさらに乗り降りに不便だったのは皮肉です。
 クハ47116は幌枠が完全に撤去されていてそこが残念でしたが、本車は幌枠がしっかりあってなかなか良い感じです。写真を撮影したときは単独ぽつねんと豊橋機関区の片隅にいました (1977.12)。
 主に、先日紹介したクモハ54007とコンビを組んでいたらしいので、その全検戻り待ち状況だったかも知れません。本来ならばクモハ42とコンビを組んでいるときれいに揃うのですが、やはり乗客の乗降の便を考えて敢えて2扉同士で組まないという配慮があったのかも知れません。



向きが一緒ですが...


例によって車歴データです。

1933.12.21田中車輌製造(クハ58014)→19347使用開始 (大ミハ)→1945.1座席撤去→1948.11.23座席整備→1950.3.15更新修繕I(吹田)→1950.9.26東チタ→(1951年頃?)東イト→1953.6.1改番(クハ47114)→1954.6静トヨ→1954.6.15WC取付→1954.9静フシ→1958更新修繕II(豊川分工)→1958.6静トヨ→1978.12.20廃車

出典:『関西国電50年』、『鉄道ピクトリアル』バックナンバー、一部現車確認
 
やはり伊東支区への転出時期は47116と同様、推測です。

追記
反対側からの写真が見つかりましたので掲載します。


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