[お知らせ]
現在は以下のサイトで、新しい補正法を公開しておりますので、そちらの利用をお勧めします。
https://yasuo-ssi.hatenablog.com/entry/2021/04/26/000000
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こちら前回最後にサンプルとして出したレイヤーマスクです。
さて、前回最後にサンプルとして出したレイヤーマスクに、トーンカーブ補正を使って、思いっきりイェロードットに対するブルー攻撃を仕掛けました。その結果がこれです。
今までの補正よりだいぶましになっています。
この画像を統合して、ブルーチャンネルのカラードット分布を見てみましょう。
編集前のブルーチャンネルの分布は以下の通りでした。
イェロードットのピークがだいぶ下がってブルードットが増えています。画像自体はちょっと青っぽくはありますが、アンバランスは下がって、だいぶナチュラルなカーブに近づいてきました。
ここで、自動トーン補正と自動カラー補正を掛けます。すると以下のようになりました。
ちなみに補正前はこちらです。
かなりナチュラルに近づきました。周辺部がやや色が薄くなっているのは気になりますが、これは周辺部分を透過させたレイヤーマスクをもう一つ作成し補正を掛ければ何とかなりそうです。とりあえず今回はここで一段落としましょう。ともあれ今まで画面全体に一律に補正を掛けていたのとはだいぶ違います。
つまり、ある程度カラーチャンネルのドット分布の偏りの極端さが解消されると、後はある程度自動補正で何とか見られる程度になる、ということです。
それと画像修正の極意は効果を制御するレイヤーマスク作りにあり、とも言えそうです。
ちなみにさらに周辺部にも多少補正を掛けてみた例が下の画像です。周辺部のみに追加でカラーバランスで補正してみました。
各チャンネルごとのヒストグラムはこんな感じです。ブルーチャンネルのヒストグラムの山の形が、まだまだとはいえ、前よりだいぶRGB統合チャンネルの山に近づいています。ブルーチャンネルでは特にイェロー側の飽和値が切り下げられ、しかも飽和したピクセルが大量に発生していて、階調がだいぶ減ってしまっていることが分かりますが、これだけカラーバランスが崩れていますのでやむを得ないところでしょう。
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▼目次
「黄変したネガフィルムスキャン画像をPhotoshopを使って修正する」
(1)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/01fd817e2d0eeaca52a2fdf6e7ac43c6
(2)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/5c335015f3aaa1dba0b11b68e23bc37c
(3)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/7eb3ade773bf9fa853aae3cabe78ed89
(4)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/595b996085188af62b61d36f32ffbf7f
(5)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/9455b06232b4345c5ae241b93da61946
(6)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/7a78b75bd7c6573696beafe9a1a5e4fa
(7)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/484e49d09744a96456e94bdeae470845
(8)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/abef48879db7dce35dfd7dbf272456e7
Photoshopを使った黄変・退色写真補正テクニック - 追加
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/ef04ce814b541a51232f1eac14e8999d
黄変・褪色フィルム補正の実例
(1)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/5023fba39d042f036c0ffdc59a5e08b5
(2)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/42e0c21e67b82108dcec221e91d930a8
(3)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/08f729dff54952fa07cb2e7a34f87eb4
(4)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/f31fcb5a8cc8950854a7c8735ff2f727
現在は以下のサイトで、新しい補正法を公開しておりますので、そちらの利用をお勧めします。
https://yasuo-ssi.hatenablog.com/entry/2021/04/26/000000
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こちら前回最後にサンプルとして出したレイヤーマスクです。
さて、前回最後にサンプルとして出したレイヤーマスクに、トーンカーブ補正を使って、思いっきりイェロードットに対するブルー攻撃を仕掛けました。その結果がこれです。
今までの補正よりだいぶましになっています。
この画像を統合して、ブルーチャンネルのカラードット分布を見てみましょう。
編集前のブルーチャンネルの分布は以下の通りでした。
イェロードットのピークがだいぶ下がってブルードットが増えています。画像自体はちょっと青っぽくはありますが、アンバランスは下がって、だいぶナチュラルなカーブに近づいてきました。
ここで、自動トーン補正と自動カラー補正を掛けます。すると以下のようになりました。
ちなみに補正前はこちらです。
かなりナチュラルに近づきました。周辺部がやや色が薄くなっているのは気になりますが、これは周辺部分を透過させたレイヤーマスクをもう一つ作成し補正を掛ければ何とかなりそうです。とりあえず今回はここで一段落としましょう。ともあれ今まで画面全体に一律に補正を掛けていたのとはだいぶ違います。
つまり、ある程度カラーチャンネルのドット分布の偏りの極端さが解消されると、後はある程度自動補正で何とか見られる程度になる、ということです。
それと画像修正の極意は効果を制御するレイヤーマスク作りにあり、とも言えそうです。
ちなみにさらに周辺部にも多少補正を掛けてみた例が下の画像です。周辺部のみに追加でカラーバランスで補正してみました。
各チャンネルごとのヒストグラムはこんな感じです。ブルーチャンネルのヒストグラムの山の形が、まだまだとはいえ、前よりだいぶRGB統合チャンネルの山に近づいています。ブルーチャンネルでは特にイェロー側の飽和値が切り下げられ、しかも飽和したピクセルが大量に発生していて、階調がだいぶ減ってしまっていることが分かりますが、これだけカラーバランスが崩れていますのでやむを得ないところでしょう。
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▼目次
「黄変したネガフィルムスキャン画像をPhotoshopを使って修正する」
(1)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/01fd817e2d0eeaca52a2fdf6e7ac43c6
(2)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/5c335015f3aaa1dba0b11b68e23bc37c
(3)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/7eb3ade773bf9fa853aae3cabe78ed89
(4)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/595b996085188af62b61d36f32ffbf7f
(5)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/9455b06232b4345c5ae241b93da61946
(6)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/7a78b75bd7c6573696beafe9a1a5e4fa
(7)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/484e49d09744a96456e94bdeae470845
(8)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/abef48879db7dce35dfd7dbf272456e7
Photoshopを使った黄変・退色写真補正テクニック - 追加
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/ef04ce814b541a51232f1eac14e8999d
黄変・褪色フィルム補正の実例
(1)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/5023fba39d042f036c0ffdc59a5e08b5
(2)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/42e0c21e67b82108dcec221e91d930a8
(3)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/08f729dff54952fa07cb2e7a34f87eb4
(4)
http://blog.goo.ne.jp/yasuo_ssi/e/f31fcb5a8cc8950854a7c8735ff2f727