高尾山麓日誌

東京、高尾山麓付近に暮らす日常から、高尾山の状況や、高尾山・八王子周辺地域で気付いたこと、周辺鉄道情報などを掲載

飯田線 旧モハ43急電車両 (蔵出し画像)

2015-09-13 08:17:41 | 旧型国電
 今度は流電52系の後継として製造された通称「合いの子」です。

こちらクモハ53007(静ママ)は旧モハ43041を出力増強して改番した車輛。52亡き後の飯田線のスターでした。ベンチレーターは更新修繕でグローブ型に変更されましたが、張り上げ屋根がそのまま残っています。


反対サイドからの姿


こちらは屋根にうっすら雪を被ってパンタを上げています。


そしてこちらはクモハ53008(静ママ)。旧モハ43040です。こちらは更新修繕の際、張り上げ屋根ではなく標準の屋根になっています。


そして、同じサイドですが、さよなら運転 (1983.8.20-21)のプレートが掲げられたクモハ53008の最晩年の姿。さよなら運転を終えた直後の写真です。


こちらは、反対側サイドからで運転台側窓Hゴム化前の姿 (1976年) です。


こちらは飯田線旧国さよなら運転の先頭に立つクモハ53008。こぬか雨の降る日でした。


ところで、4枚目の写真のみが非常に鮮明なのにお気づきかと思いますが、これだけコダクロームで撮影したものでした。残りはネガカラーフィルム (上の2枚はフジカラーF-II、3枚目はコダカラー、モノクロを挟んで下の2枚のカラーはフジカラーHR) から起こした画像。コダクロームは退色に強いのですが、独特の癖のある発色が玉に瑕でした。しかしデジタル時代になってみると、発色の癖はいくらでも修正できますし、鮮鋭度・コントラストの高さというメリットだけが浮かび上がります。今となってみればもっとコダクロームで撮影しておけば良かったと後悔しきりですが、しかし当時はそんなことは知る由もなく、まさに後悔先に立たずです。
そのコダクロームも製造中止になってしまい実に残念です。