こしょ

最近古書ばかり買っている。

新刊書籍よりも、なんか古書店の雰囲気が、最近の僕にはすごくあっているようで。

学生のころからずっとだいたい古書を買うというと100円くらいから始まるワゴンセール的な大売り出し古書ばかりをハンティングしていて、読み捨てに近い状態で、片っぱしから読んでいくというのがスタイルになっていたのだけれど。

あ、もちろん、まだそれもやっているけど。

最近東京に来て初めて古書店に足を運んだ。
ブックオフとかのチェーン古書店ではなくて、街の片隅で昔からやっている店だ。
だいたいそういうところに入ると、ホコリ臭くって、




閑話休題。
ホコリって埃と書くんだけど、
エジプトって漢字で書くと、埃及になる。
ホコリっぽいからなんだろうか。






で、古書店はホコリ臭くって、でも、そういうのが、ファラオの墓の宝探しじゃないけれど、眠っているいい本に出会えるかどうかという、プチ冒険気分を駆り立てる。
東京には大学が多くあることから、けっこういろんな街に当り前のように古書店があって、見かけるたびに足を踏み入れて、探検をしている。
東京観光もいいけれど、東京の古書店の本棚観光も、案外おもしろい。

70年代のある年に起こった出来事だけを集めた本や、中国の茶についてのガイド本、かつてバイトしていた大須のスーパー一座という劇団についての本、２年前のインド（？）で読んでいて続きが読めなかった「31歳ガン漂流」の最終巻、そして僕が生まれるよりも早くにこの世で使われていた広辞苑など、バカ買いもいいとこの購買ぶりで、あっという間に押し入れは本であふれかえりそうになっている。
どれもまだ全然読んでなく、完全に読書量が追い付いていないという状況だ。

こうなったのも、以前に記事に書いた、ネットの無料動画のせいだ。
今日だって、覗いたら、なんとGyaoでヤッターマンが観れるようだ。それも１＆２話。
もちろん昔の。

そりゃ、見るしかないでしょ。毎週火曜日更新で２話ずつ観れるようだ。





通勤のとき、大阪時代は昼出勤ということもあり、確実に席に座れていたので、片道１時間弱が完全に読書タイムになって、かなりの冊数を読めていたのだが、東京に移ってからは、片道20分、しかもいつも満員スタンディングという状態なので、明らかに読書量が減っている。
これでいいのか、編集者。



で、勘のいい人は気付いたと思うけど、編集者なのにようやく広辞苑買ったってとこ。
いままで辞書見て校正してなかったんかい！と、これでいいのか、編集者。