4年間の苛立ち

ついにやってきた！
W杯予選Eグループ、日本代表vsカメルーン代表戦。
あと数時間でキックオフ！！
前評判も予想も、けっしていい感じではないけれど、ここまできたらあとは応援するしかないので、気合入れて応援したいと思ってます。

4年前。ドイツでのW杯。
僕は、ベルリンのアパートで、友人たちと日々サッカー観戦漬けの生活を送っていた。
毎日飲み歩き、日本代表の惜敗を真剣に嘆き、涙した。

今日、改めて、あのときの日記を読み返してみた。


（お時間のある方、どうぞ）
初戦　日本vsオーストラリア
サムライブルー

3戦目　日本vsブラジル
悔しさのなかで


4年前、本当に悔しかった思い出が、昨日のことのように思い出される。
もちろん、忘れたわけじゃない。
でも、日々の生活のなかで、記憶は忘却されていく。
あのときだから書けた、嘘偽りのない僕の気持ち。
本当に悔しくて、怒りを通り越して、涙しか出てこなくて。あんな屈辱的な負け方をした地・ドイツにはもういたくないと思った。
僕は、ウルトラスに入っているわけでもなければ、そんなにサッカーに詳しいわけでもない。
でも、ヨーロッパのあの地で、世界200近い国のなかから選ばれた32の国のひとつに、自分たちの国が入っているというプライドをもって、観戦し、応援した。
あのときの気持ちは、愛国心という言葉だけではない、自分たちの強さがどれくらいか知りたい、そして見せつけてやりたいという本能的な部分だったのではないかと思っている。

あの屈辱から4年。
サッカー日本代表戦を見るたびに、戦術のなさにいらいらしてきた。
愛しているからこそ、感情が高ぶるのだ。

今日、あのときの雪辱を晴らす機会がやってきた。
アフリカのライオンと称えられる、カメルーンを相手に、ぜひ健闘してほしい。
僕も、4年前をひきずりながら、南半球に向けて声を出していきたいと思っている。


過去の日記にも書いたが、ドイツでの観戦中、多くのドイツ人たちに日本を応援してもらった。
その理由は、日本のアニメが好きだから、彼女が日本人だから、ビジュアル系が好きだから、SONYいいよね、ブラジルが勝つとドイツが結果的に困るから、など、いろいろあったが、
でも、僕は、本当に今でも感謝している。
ありがとう。
あのとき応援してくれたドイツ人たちが、「4年前から俺は日本を応援してたんだぜ」と、どこかのパブの片隅で自慢にもならない自慢をしてくれるように、いい試合を見せてほしい。

いい試合であれば結果にはこだわらない、なんて言いたくない。
世界の強豪たちが、ガチンコで向かってくるんだ。
日本も、真剣に、全力で向かっていってほしい。1点、1勝に向かって。

あと、数時間。
南アフリカのブルームフォンテーン。フリーステイトスタジアムで、僕たちのワールドカップが始まる。