放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

私的津軽通信(1)

2017年07月03日 | 国内旅行で我慢する

津軽である。

高校時代、学校最寄りの駅内にあった書店で見つけた1冊の本。
太宰治「晩年」。

ここからもうどっぷりと泥沼のような世界に入り込んでしまった。
そしてその泥沼からは今も抜け出せていないような気がする。

津軽とは、僕にとって太宰の生誕地であり、数々の作品の中に登場する舞台だ。


そんな津軽に、2016年に行ってきた。
貯まったマイルで行ってきた、おまけのような旅行。
でも、僕には、20年来の憧れの旅でもあった。



伊丹空港から青森空港までANAの直行便を利用した。
伊丹空港に行くと、空港内にコイン式の日本酒自動販売機を発見。



物珍しさを、景気付けに一杯ひっかけた。
100円で飲めるというのがよいですな。




飛行機はまさかのプロペラ機。
大阪〜青森って、やはりあまり搭乗客が多くなかった。
いつものように離陸後は爆睡。気がついたら津軽にいた。




空港からバスで青森駅に到着。
こころなし、もの悲しい雰囲気に包まれているような気がする。




駅前に描かれた、青森のご当地キャラたち。
どれも初見で、見慣れないゆるキャラに遭遇した時の、得も言われぬ微妙な感覚ってないですか?




駅前に荷物を預け、すぐ近くの「A-FACTORY」へ。
名前からして、最近できたっぽい。
おしゃれな建物。



ずらりと並んだお土産の中に、青森のりんごを使って作られたシードルを発見。
買って、飲もうとしたら、




同館に併設されているシードルの醸造所で、コイン式シードル試飲自販機を発見。
伊丹空港に続き、この日、コイン試飲2回目。
いろんな味があるので、100〜200円で試せるのがいいですな。
もちろん全種類試飲完了。
そして一番気に入ったものを、改めて購入。




りんごをそのまま乾燥させたりんごチップスとシードル。
まさにりんご尽くし! 至福! 青森万歳!


まだ何も観光していないのに、すでにほろ酔い。
津軽旅、ええ感じのスタートがきれた。

(続く)

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