落葉かき 12月12日 2010-12-12 21:21:15 | 景 腐葉土をつくるための落葉集めです。園内の落葉は通路に溜めてもう少し歩行の楽しみに残しておきたいのでよそから集めることに。ここは園の向かいにある地区集落から谷津田に抜ける道路なのですが、放耕田の拡がりに伴いその用途を終えようとしています。落葉は通る車がないことからいつまでも落ちたままにあり、誰かなんとかしてくれ、と訴えているようでありました。 廃れたる道に積りし落葉かき 何かさびしき初冬の夕
鎮守の杜 12月11日 2010-12-11 22:18:43 | 景 やすんばの向かいにある鎮守の社と御神木です。以前は本殿の前に舞台造りの拝殿が置かれてましたが、取り壊されて本殿を覆う鞘堂が新設されています。工事の前は神木に準ずるような大木が林立して鬱蒼としていたのですが、伐採されたことから雰囲気が大きく変わってしまいました。ひとり残された感じの御神木は、なにか居心地がわるそうに見えるのであります。 むらの杜多くの木々は伐られたり 聳えて残る神の大杉
初冬の道 12月7日 2010-12-07 20:33:19 | 景 このところ、朝の森の道を歩くのが日課となっております。時計回りで進むと、どんぐりが敷き詰められた緩い坂道、コナラの黄葉の散り積もった道、杉の古葉が降り重なった道、そして雑木の落葉で覆われた上り坂を行くことになります。冬の木漏れ日のなか、木の実、落葉、古葉の感触を確めながら歩むことは例えようのない喜びであります。 朝な朝な木の葉木の実の積もる道 歩む喜びあやしきまでに
照り葉 12月1日 2010-12-01 20:07:15 | 景 十二月のやすんば西斜面の黄葉です。右側道路寄りの緑がシラカシの林、その左がコナラ等の雑木林、更に左にシラカシの大木が一本、そして杉林が続きます。 西の辺の常葉照り葉の繁り葉に 何時とはなしに冬は来にけり
相生の松 11月30日 2010-11-30 21:58:14 | 景 朝の陽に満たされる原っぱ。 中央やや左に直立しているのは赤松です。もともと双立の樹でしたが、三年前に片方が松食虫にやられて枯れ、残された幹も直ぐに枯れるのではとブログでも紹介したことがあります。どういうわけか生きつづけ、手前の傾いて立つ黒松との赤と黒との相生の関係を維持しています。いつものことながら自然界は不思議に満ちておるようであります。 相生の松ならび立つ原の辺は 来たらん冬の朝日に満ちたり
落葉 11月29日 2010-11-29 21:07:21 | 景 やすんばには数少ないクヌギの黄葉です。他の雑木より早めに落葉しているようで、コナラの大樹が連なる森の道ではこの辺りにくると空が大きく見えてきます。秋もいよいよ深まってまいりました。 秋もはや終わらんとして空は晴れ 椚葉の散るやすんばの森
稲刈り 9月2日 2010-09-02 20:57:00 | 景 やすんばの南側の田圃はいつの間にかすっかりと稲刈りが終わっていました。早いところでは盆過ぎに始めていたとのこと。 写真やや右に停まっている車は、畑に散水するために用水路から水を汲みあげているところです。七、八月に殆ど降雨のなかったこの地の渇水は相当深刻なようです。 刈り終えし秋の田に来て水汲むは 夏日のつづく青空のした
沈床庭園 6月29日 2010-06-29 21:55:57 | 景 雑草に埋もれる沈床庭園。どうやら今年も自慢できるような俯瞰庭園を披露することは適わないようです。十二菱の縁にマリーゴールドの種を直播きしたのですが雑草には勝てませんでした。沈床庭園はそのあり方を根本的に考え直さなければならないのかもしれません。 荒草の繁く広ごる沈庭は 青葉若葉に包まれにけり
草払い 6月24日 2010-06-24 21:22:30 | 景 一ヶ月振りの投稿になります。どうしたと御連絡頂いた方々、見放さずに閲覧されている方々には御礼と御詫び申し上げます。 今年二回目の原っぱの除草です。前回から一月余りしか経っていませんが、この時期の草草の繁りかたは凄まじく、あっと言う間に歩行できなくなっています。花の絶えたみどりの原を夕日をあびつつ黙々と押し歩きます。 やすんばの尽くることなき草払い 花なき原を黙々とゆく
草刈り 5月22日 2010-05-22 23:00:44 | 景 今年はじめての原っぱの草刈りです。今回も芝刈り機をつかっての作業となりました。人の腰ちかくまでそだったギシギシやヨモギを刈るのはなかなかの体力作業です。百均で求めたベトナム帽を被り、芝刈り機を押したり引いたりしながら、原っぱをぐるぐるとただ黙々と歩く晩春の一日でありました。 茂りたる草払う原っぱは 青葉のみつる夏の気配に
水の辺 2月24日 2010-02-24 18:17:57 | 景 原っぱの池は七年前に友人が手伝ってくれて出来たものです。当初はメダカが泳いでいた池が、泥が流れ込み落葉や小枝が堆積して今や沼と化しています。自然に変移したものなので自然園としては相応しいように思われるのですが、でも、この状態で果たしていいのかどうか、泥を掻い出しながら思案しているところであります。 七歳の春秋へにけむ水の辺は 清き池から澱みし沼へ
氷雨の日 2月19日 2010-02-19 19:19:47 | 景 氷雨の降る寒い一日でした。したがって本日もキャンピングカーにこもっております。 欧米の住居は何よりもアメニティ(快適性、居心地良さ)が優先されると考えている老建築家でありますが、キャンピングカーにおいても同様にみえます。何故ここをこんな風に、と思えるところが多々あるのですが、アメニティをもとにすると合点がいくわけです。 くるまより氷雨のなかのやすんばの よろしき景色眺むるもがな