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やすんばの自然

里山につくられつつある「やすんば自然園」の日々のこと

重機故障

2015-04-29 23:50:55 | オープンガーデン
一般公開に備え、駐車場を重機で整備していたところ、突然、油圧オイルが噴出しました。あーあまたか、よりによって
何てこの時期に、ガックリです。
ポンコツ重機の宿命、ちょっと無理すると油圧系統のトラブルが発生します。キャタピラーの片側が噴出したオイルで真っ黒、駆動オイルのほとんどが漏れ出したようです。気を持ち直し、床板を外してジョント部を覗きこむと、幸い何とか自分で修理できそうです。しかし祭日の此の日は油圧ホースの修理屋さんが休み、回復は明日になりそうです。やんぬるかな。


やすんば自然園への交通経路ですが、東関道・冨里ICから国道295号線で来られる場合は、多古町の染井交差点を左折、約2㎞の4つ目の信号を右折すると新しく整備された道路に入ります。そこから約1.8㎞でやすんば自然園です。

新道

2015-04-28 23:44:30 | オープンガーデン
やすんば自然園は多古町の山中にあることから、交通経路が?でした。それが昨年、近くに新道が開通したので、東京、成田方面からの道順がわかりやすくなっています。
成田ICから県道79号線で多古方面に進むと、県道113号線との合流が従来はTの字だったのが、直進する新道が開通して十字路になりました。そこを匝瑳方面に直進して、約300m先の畑中の農道を右折し、1.5㎞進むと”やすんば”になります。


十字路の交差点から約300m進んだ地点の、匝瑳方面側からの眺め。軽トラの場所が農道の入口です。

アーチの外

2015-04-27 23:19:21 | オープンガーデン
新しい休憩スペースの西側は、里山の樹々が萌えています。エノキ、コナラ、クヌギ、ウワミズザクラ、オオシマザクラ、ヤマザクラの新芽が眩しいばかりに生きの息吹を謳歌しています。アーチの額に切り取られたその風景は一幅の絵画のようでもあります。


※ 5月から毎日曜日、一般公開いたします。東京や成田方面からは、新しい県道が整備されたので、以前よりはわかりやすく来れるようになっています。

三連アーチ

2015-04-26 23:17:16 | オープンガーデン
蝶の館の新しい休憩スペースの西側外観。
中庭に面した東側は総ガラス張りですが、反対の西側は石積の3連アーチの重厚な造りになっています。アーチの外壁は、どこか、イタリヤの山上都市の丘の端に立つ数百年を経た民家の趣きを漂わせている、とは言い過ぎでしょうか。
新しい休憩スペースは、やすんばを訪ねる人々の憩いの場、安らぎの場になる空間です。
 

※ 5月から毎日曜日、一般公開いたします。初回の3日(日)は、連休の6日(水)まで公開します。

廃田

2015-04-12 20:45:18 | オープンガーデン
西の隣人の田圃が米の作付けを止めたようです。御年八十を超える御仁が、昨年までは一反歩あまりの田を一人で耕作していたのですが、今年はあきらめたとの由。
その御高齢の頑張りに、常日頃、老建築家は励まされ、やすんばでの働きのお手本としていたわけで、何かしらショックを受けた気がいたしました。
あたりを見渡せば、年々、谷津の奥の方から休耕、廃田の波が押し寄せているわけで、本年もまた、田圃に水面が映える姿が減ったように窺えます。米作をとりまく環境や状況を鑑みれば、当然の帰着なのでしょうが。うーむ、であります。

西の間

2015-02-27 21:01:58 | オープンガーデン
今年はじめての投稿になります。
やすんば自然園の現在は、「蝶の館」の西側部分に、"西の間”と称してビニール張りの木造温室を整備している状況にあります。昨年夏から木材を刻み始め、棟上げから造作までの全ての作業を、相変わらずの一人作業でビルドしております。予定では昨年暮れに完成しているはずでしたが、寄る年波には逆らえず、ようやく屋根作業に着手したところです。ハウスなどのビニール張りは、通常三、四人で押さえ伸ばしながら張るものですが、これも又一人作業、それなりの段取りを考え、充分な時間をかければ何とかなるものです。

ジャコウアゲハ

2014-05-17 23:57:38 | オープンガーデン
今年初めて出会ったジャコウアゲハ。横腹の不気味な赤褐色は”自分は毒をもっていますよ”という警戒色のようです。この蝶の食草が毒草のウマノスズクサでその毒が体内に蓄積され鳥などがこの蝶を啄むと吐き出すそうです。
背後に見える3連アーチはこれが見納めになるかもしれません。このスペースを居室化するために現在作業を進めているところです。

最終日

2013-05-26 17:36:07 | オープンガーデン
今回の一般公開の最終日であるこの日、九十六歳のお母様を同行された御家族の来園がありました。車椅子を押しながら園内各所を巡り、途中持参した昼食とりながら、薫風吹き抜けるオランジェリー(温室)でゆっくりされてゆきました。
森の道では金襴をご覧になりたいというので、前回紹介した花とは別な場所(秘密の花園)に咲き残っているかなと案内したのですが、やはり終わっていて花は見れませんでした。それでも、急な坂路を車椅子の前後から押さえながらの行程は、年寄りには刺激的で、これはこれで記憶に残る楽しさだったのですよ、との弁に納得したところです



七五三 11月25日

2012-11-25 22:46:16 | オープンガーデン
地元のご家族が七五三の宮参りの帰りに立ち寄ってゆかれました。皆さん正装姿です。やすんばの斜め前に鎮座する日枝神社はこの地の産土(うぶすな)神です。普段は人影をみることはないのですが、正月とか節会の祝い事にはちゃんと機能しているようです。
いま、日本のあらゆるところでおこっている限界集落の問題は、その土地の鎮守や産土神との関係が絶えることで終止符がうたれると聞いたことがありますが、この地ではその関係はちゃんと維持されているようです。しかし、就農人口の平均年齢が六十歳を超えていて、小学生が往時は百人近くいたのに僅か数人に減っているとかの話しを聞くと、都心からそう遠くないこの地でも、集落としての在り方は昔とは違ったものになってゆくのでしょう。



オープンガーデン最終回

2012-10-28 19:12:29 | オープンガーデン
一般公開・オープンガーデンの9回目、最終日です。あいにくの雨模様だったのですが幾組かの熱心な方々の来園をいだきました。




9月2日より始めました一般公開・オープンガーデンは、今回をもちまして終了させていただきます。期間中、県内各地より多くの方々の来園を頂き、色々なご意見、ご感想を賜りましたこと御礼申し上げます。有難うございました。
今後の予定につきましては、これから検討させていただくこととし、目途がたちました段階には、あらためてご案内させていただきます。よろしくお願い申し上げます。    やすんば自然園 園主



オープンガーデン7回目

2012-10-14 22:48:05 | オープンガーデン
オープンガーデンも第7回目を迎えました。相変わらず多くの方々の来園をいただいております。
その興味の対象は色々なのですが、今日は幾組かの家族連れがあって秋たけなわの園内で遊んで帰られています。写真の姉妹は秋の恵みのヤマグリや各種のドングリを集めてはオランジェリーに持ってきてなにごとかのお遊びをしているのでした。
その光景を眺めていると、"やすんば自然園"の今後の在り方や運営について、なにかしらのヒントを示しているようにも見えるのでした。蝶やガーデニングやビオトープ、そして建築やセルフビルという、頭にこびりついた妄想に拘らずに、只々、自然を楽しみ、自然と遊ぶような環境や空間づくりもあるのではないかと、またまた思いつきの虫が頭をもたげてくるのでありました。



オープンガーデン6回目 10月7日

2012-10-07 21:40:41 | オープンガーデン
オープンガーデンも6回目を迎え、朝方まで雨が降っていたこともあり、訪ねる方は少ないのではと思いきや、本日も多くの方々の来園をいただきました。その中に、ジャコウアゲハの食草であるウマノスズクサを持参していただいた方がいらっしゃいました。それも3匹の幼虫付き、有難く頂戴し、早速中庭の食草ゾーンに分散して植え付けました。
ジャコウアゲハは、ナミアゲハやキアゲハについで頻繁に見かける揚羽でしたが、今年は何故か見かけておりません。何かの理由でこの草の生成が起因しているのでしょうか。それはともかく、来春はこの幼虫が蛹になり羽化してくれれば、またあの少し凄みのある姿態をみることができそうです。