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やすんばの自然

里山につくられつつある「やすんば自然園」の日々のこと

タナゴ 6月11日

2011-06-11 22:49:45 | 
雨上がりの中庭の芝生に、魚が打ち上げられていました。昨日、池の青藻を網で掬い上げた際に紛れ込んでいたようです。タイリクバラタナゴという長さ七、八センチの大型のタナゴです。三年前に放したのですが、警戒心が強く滅多にみかけることはなかったのですが、それが青藻と一緒に掬われるとは、なんともはやでありす。
日本画では魚の絵は水中の姿を描きますが、西欧画ではブリューゲルの絵に象徴されるように陸地に横たわった姿に描かれます。昔、油彩の細密画に凝っていた頃のことを想いだしました。



 青芝におおきタナゴの横たわる 欧画のさかな絵みるが如くに

どじょう 11月9日

2009-11-09 19:52:02 | 
移植した花株にかけるため、池の泥水を桶ですくいあげると、ドジョウやヤゴその他の水性昆虫が入ってきます。
原っぱの池はいよいよビオトープらしく、豊かな生き物の世界となっているようです。



 池水をすくいし桶にドジョウヤゴ 原の池中いよいよ豊かに

タナゴ 9月22日

2009-09-22 19:08:46 | 
中庭の池にはメダカの他にタナゴも放しています。大きさ七、八センチもあるバラタナゴで、腹やヒレは婚姻色でしょうか赤づいています。用心深く滅多に姿をみせないのですが、この日は噴水像が映る水面の下に屯していました。


 池の面の女神の影の水底に 赤き腹なすタナゴ泳げリ

蟇蛙 3月21日

2009-03-21 19:34:22 | 
毎年、春分の日の前後数日、原っぱの池に蟇蛙が産卵のため集まります。今年はその数三十余匹。雌をめぐっての壮絶なバトルが展開します。しかしながら、丘の上の人工の池に、多くの蛙が同じ日に集まれるのか不思議でしようがありません。


 いずくより来たりしものぞ蟇蛙 くんずほぐれず丘上の池

蛙だま 2月22日

2009-02-22 23:56:16 | 
原っぱの池にいつの間にかアカガエルの卵が漂っていました。丘の上の人工の池なのですが毎年いろんなカエルが産卵に集まります。池の汀がオタマジャクシで真っ黒になるのも間もなくです。


 池なかにゆらゆらとして蛙だま 春せまり来るやすんばの丘

めだか 2月17日

2009-02-17 20:09:31 | 
いよいよ春がきたようです。池のメダカが湧き出でてきました。池の縁を群れなして泳いでいるのですが、人が近づくと縁から離れ、中心の女神の噴水の回りに避難します。まるで女神に守ってくださいと告げているように見えます。


 いずこから湧き出でたるや群れめだか 女神の足もと春を告げなん

どじょう 5月7日

2008-05-07 21:38:36 | 
原っぱの小川にどじょう現る。小川にはメダカとタナゴを放していますが、どじょうは覚えがありません。どじょうは水が干上がると土の中で生き延びる生命力をもっているようですが、果たしてどうしてきたのでしょうか。

  いつのまに湧き出でたるか不思議なり 丘の小川にどじょう現る