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やすんばの自然

里山につくられつつある「やすんば自然園」の日々のこと

ル・コルビジェ

2015-04-19 22:20:50 | 
ネットオークションで落札したソファが配送されてきました。1世紀近く前に建築家ル・コルビジェがデザインした革張りのラウンジチェアです。現代家具の傑作として今でも多用される名品。もちろん中古品ですが、オークションのあやで配送費とほぼ同額で入手できました。背後の赤い椅子は、チェスターフィールドの革張りのソファ、同名の英国伯爵にちなんだ謂われのある名品です。これもネットでゲット。
これらのソファをどうするのか、それは追々お話しすることにして、今回は写真をお見せすることでお終い。

栗拾い

2014-10-28 22:45:42 | 
原っぱの落ち栗拾い。もともと自生していた山栗なので、小ぶりで食するには面倒なのですが、その味は甘くて結構いけます。
やすんばの整備を始めてからもう十数年経つわけですが、その始めに栽培種の苗を植えていれば、今頃は大きな実のおいしい栗が盛り沢山採れていただろうにと、愚にもつかないことをぶつぶつ言いながら一つ一つ毬から実を取り出す秋の一日でした。

草刈り

2014-09-19 20:40:19 | 
沈床庭園の半年ぶりの除草。周囲に植えられたクリスマスローズは草丈一メートルを超える草々に覆われ、陽を浴びることなく夏を越しています。もっともこの花は、夏場はかんかん照りより多少の木陰が良いと園芸書にありますので心配はしておりませんでしたが。
暑さも和らいだこの日、施肥や根分けの時期が迫っていることから、老体に鞭打ち、株と株の間は鎌で鋤き、園路は草刈り機のエンジン音を響かせながら刈り取ったものであります。

小学生来園

2014-09-18 21:41:27 | 
近くの小学生の女の子達が遊びに来てくれました。園内を歩いてみたいと言うのですが、皆半ズボンの夏姿、蚊にさされるよと注意するのですが、大丈夫です、と元気にキャアキャア言いながら突進してゆきました。
普段、やすんばに聞こえてくる音といえば野鳥の囀りか農作業のエンジン音ぐらい、子供の楽しげな笑い声ははじめてのこと。かなり遠くの方からも嬉々とした声が伝わってきます。エナガの囀りに幸福感を覚える老建築家でありますが、子供の楽しげな嬌声も幸せを覚えるに十分であることを悟った一日でした。


コスモス祭り 9月25日

2011-09-25 11:00:19 | 
多古町コスモス祭り。町の中央を流れる栗山川沿いに植えられたコスモスを背景に、物産市場やフリーマーケットなどが開かれ、各種のイベントが催される町主催の秋のお祭り。春の菜の花祭り、初夏のあじさい祭りなども同じ場所で行なわれ、名所や見所に乏しい多古町をなんとか振興しようとする一生懸命さがうかがわれる行事なのであります。


菜の花に紫陽花咲ける川の土手 何時とはなしに秋桜咲きけり

ダイズ 9月11日

2011-09-11 20:24:55 | 
やすんぱ建設当初より花苗や球根を送ってくれた姉が久々に来園してくれています。マルチーズのチーチャンはもともと姉が飼っていたのですが今は息子のところに引き取られています。やすんばでは片時も姉から離れません。一緒に散策しているところを撮影していると、突然馬鹿犬ダイズが池の中から飛び出してきました。蓮の花を食い散らかし、百日草やマリーゴールドを踏み荒らしての突進です。全く馬鹿犬の行いは理解を超えています。


 久にして連れ合い歩く主と犬 ちょっかいを出す犬のありけり

チーチャン 9月10日

2011-09-10 21:11:21 | 
マルチーズのチーチャンがゴールデンレトリーバのダイズと一緒にやってきました。馬鹿犬のダイズは相変わらず怒涛のごとき勢いであちこちを荒らしまわっておりますが、一方のチーチャンは自分の居場所を確保すると、園主にとろける様な笑顔で愛想をふりまきながらお利口を演じておるのでありました。


 暑き夏過ぎ去らんとするやすんばに 馬鹿と利口の二ひきの犬あり

隣人 8月18日

2011-08-18 22:34:03 | 
やすんばの隣り山に、コケコッコ農場と称して老建築家と同じようなことを為している御仁がいます。重機で道を造り、杉を伐採し、鶏小屋を建て、果樹を植え、卵や果物、杉の加工品を道の駅で販売しています。地元ではよく比べられ、やす…はただ蝶や花をみるだけ、コケ…は収入を得ている、だから…と、チラホラと耳に入ってきます。うーむ、なのであります。


暑き日は隣りの山に出でゆきて 四方山話しに暑さしのげり

ダイズ 8月14日

2011-08-15 21:19:31 | 
ゴールデンレトリーバの幼犬ダイズが人間の子供を引き連れて一月振りの登場です。体は一回り大きくなり態度もふてぶてしさを増し、いよいよその本性を窺い始めたようです。来た早々あちこちを駆けずり回り、池に飛び込むや植木鉢を引っくり返すは花は踏み躙るはのてんやわんやの修羅場と化し、それを制する怒声が静かな里山に響き渡った夏の一日でありました。


 人の子を引き連れ来たり幼ないぬ 蝶のやかたはドッグランと化し

赤城自然園 8月13日

2011-08-15 21:05:54 | 
群馬県にある赤城自然園に行ってまいりました。
広大な園内は見事に手入れされ、見どころ感じどころがバランスよく配置されて、園が目指すところの“様々な生き物が謳歌する森”という生き物たちの観察の場であるとともに、人々に心地よさを与えるアメニティ豊かな美しい森が広がっておりました。その規模からしてなかなかのものでありました。



 とりどりの小さきいのち謳歌する 緑ゆたけき赤城の裾野


園路の大部分は樹皮屑や針葉樹の輪切り材で覆われ、柵なども最小限に抑えられて、自然を自然らしく自然にみせるという、自然園としての理念を感じるものでありました。しかしこの自然観察施設としての理想的在り方は、訪れる人々のマナーや良心と、主催者の運営方針や管理する人の熱意によって維持されるものであり、その継続がいつまでも絶えることのないよう祈るものでもありました。


 樹皮のみち静かに巡る森の辺は 小さきいのち謳歌する森

友あり 7月27日

2011-07-27 23:06:14 | 
古くからの友人が訪ねてくれました。アーチの下で土産の帆立弁当を頂き、甘味を食しながら、日がな一日あれやこれやと語り合った夏の日でありました。友人と老建築家は若い頃から茶の湯に親しみ、流派茶道とは距離をおいた茶の湯の宜しきところを探り合った仲でもあります。いつの日か、このカトリックの修道院を窺わせる空間を茶室に仕立て、客一人亭主一人の茶会を催し、宜しき一期一会に身を委ねたいと感じいった夏の日でもありました。


 石の舎を数奇屋に仕立て茶を飲まん 友と語らう夏の日ありけり

ダイズ 7月18日

2011-07-18 21:40:47 | 
レモンの跡継ぎの登場です。ゴールデン・レトリーバのレモンがこの世とおさらばしてから半年近くがたちますが、同じ犬種の跡継ぎダイズがやすんばを訪ねてきました。生後五ヶ月の幼犬ですが、その人懐っこさ、やんちゃ振りは先代を引きついているようです。その体とは妙にアンパランスな太い手足で、花園を踏み荒らし植木鉢を引っくり返しては園主に大声をださせております。


 ゴールデン・レトリーバの幼な犬 花咲く庭の辺ドッグランに化し

ジャガイモ 6月28日

2011-06-28 21:11:01 | 
ジャガイモの収穫です。種芋の三倍弱しかとれませんでした。植え付け時期が遅く、ろくな手入れもせず、また、南面した斜面でありながら樹木に覆われて陽射しが遮られるということもあって、さも有りなんということで納得です。手前が男爵、奥の一団はメークインで更にあきれて二倍強というところなのでした。


 つゆばれに掘り起こしたるジャガイモの その少なさに思わずたじろぐ

ミニコンポ 6月12日

2011-06-12 22:23:38 | 
叔父さんこれ千円で売っていたと、CDチェンジゃー付きの中古ミニコンポを甥っ子が持ってきました。北側の石壁には、本格的なオーディオシステムを構築するためのスピーカーボックスを設けていたので、試行の意味で取り付けてみました。これがなかなか。石壁が反響版となり、被膜屋根は音を逃がし、木ブロックの床は吸音効果を生み出してか、たった千円のコンポから発するとは思えない迫力満点の音楽を、オランジェリーに響かせたのでありました。


 石の壁被膜の屋根と木の床は 廉きオーディオ名機となさむ