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やすんばの自然

里山につくられつつある「やすんば自然園」の日々のこと

腰掛 1月22日

2010-01-22 18:58:41 | セルフビルド
伐られた小楢はクワガタが潜んでいることで地元ではよく知られている樹でした。夏になると親子連れで採りに来ている姿を見かけます。今年の夏は何某かの文句を頂くことになるかもしれません。伐材は、腐らせるのも勿体ないので輪切りにして腰掛にしてみました。



クワガタの潜みし洞を下にして 楢のこしかけ樫のこかげに

道普請 1月14日

2010-01-14 20:18:59 | セルフビルド
山桜を移植したあとの道づくり。写真左上の樹が移植した山桜で重機のあたりに自生していました。これで、蝶の舘の北側ファサード(裏正面)に直交する約40メートルのアプローチがかたちをなしてきました。
そろそろモザイク作業に戻りたいのですが、この寒さでは水気がらみは手がでません。




 ファサードを目指して歩む道普請 曳き移したる桜の下に

移植 1月11日

2010-01-11 20:28:42 | セルフビルド
本日は造園作業、蝶の舘の北側の正面通路を立ちふさいでいた山桜の移植です。径が四、五十センチ、テングス病にかかり藤蔦にいじめられていたので、一度は伐採しかかったのですが思い直して移植することにしました。そんなことから、幹を縮め電信柱状にして重機で押し曳く、移植とは言い難い造園作業でした。


 路なかに生えし立ち木はやまざくら 邪魔になりとて重機に曳かれ

モザイク3 12月24日

2009-12-24 22:16:22 | セルフビルド
ギャラリーの床のモザイク仕上げの製作状況です。
ギャラリーを囲む石の壁は厚さが四十cmあります。その壁に対峙する床は石敷き、それも大理石しかないだろうと当初から考えていました。しかし大理石を使うには諸々の問題があり、結果、御影石が用いられことになったわけであります。



石の舎の重たき壁にたえうるは 御影の石のモザイクなりけり

床(6) 12月10日

2009-12-10 21:03:38 | セルフビルド
ギャラリー床のコンクリート下地の出来型の計測です。コンクリートはほぼ計画通りに打設されたのですが、それでも若干の誤差が出ています。許容範囲をどの程度に収めるのか完璧を期すのか多少の妥協を許すのか、設計者であり職人であり監督であり検査員であり、そして施主である老建築家は悩みます。



 テープ充てレベルで測り伏して視て 生まれし床の行く末悩まん

ハウス完成 12月9日

2009-12-09 20:50:14 | セルフビルド
オランジェリー内の避寒用ハウスの完成です。北壁沿いに地植えしたブーゲンビレアを取り込むように置かれています。
このあと、内部を更に仕切って加温スペースをつくりますが、残りは老建築家の冬の休息場所として整備されることになります。



 蜜花の避寒ハウスは心地よき 憩いの舎となりにけるかも

床(5) 12月1日

2009-12-01 14:44:37 | セルフビルド
東ギャラリー中央部の床下地の完成です。一辺67cmの正方形が54枚並びました。5列の各列11枚ですが、1枚は伐るや伐らずの樫に取られているわけです。
このあと、御影石を用いたローマンモザイク風の仕上げが施されます。



 格子地にかしの樹の影おとしける 冬の日向のギャラリーのゆか

床(4) 11月28日

2009-11-28 19:08:43 | セルフビルド
引き続きのコンクリート打設です。今日は手伝う人の影もなく、いつもの孤独なセルフビルドに勤しむ老建築家であります。
舘の石積みに励んでいた頃は、一輪車からあふれんばかりのコンクリートを運んでいましたが、今は七分目がいいところでしょうか。



 一輪車運びし量は減りけれど つくりし思い変わらざりけり

床(2) 11月20日

2009-11-20 18:16:35 | セルフビルド
東ギャラリーの地盤均しです。数センチを剥ぎ取ればいいのですが、そんなことでも重機にたよってしまいます。
伐るや伐らずの樫の木は、結局残すこととあいなりました。理由は、伐るのはいつでも伐れるという訪問者の一言でした。



 土ならし一皮むくに重機出で 樫に気遣いしずしず進まん