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やすんばの自然

里山につくられつつある「やすんば自然園」の日々のこと

初夏の中庭 5月23日

2009-05-23 21:43:13 | 
夏の花園への模様替えです。池の回りに昨年植えた二種のギボウシが大きな株となって芽吹いてきました。植え込みには、蜜源植物を戻し植え、種から育てたマリーゴールドの苗を内周と外周に植えてみました。


 黄みどりと早みどりいろのギボウシ乃 女神を囲む初夏のにわ

春の中庭 4月3日

2009-04-03 16:22:34 | 
4月初めの中庭です.久しぶりに中庭の手入れをすると抜いた雑草の小山が幾つもできました。原っぱでは引き立て役の雑草もここでは邪魔な荒草です。葉牡丹はもうすこしで花開きます。ツマキチョウの姿をみかけるのもあと少しです。


 春の庭あらくさどもを取りのぞき いざ迎えなん春のてふてふ

十二菱 2月27日

2009-02-27 19:29:26 | 
マルクスアウレリウスの騎馬像を中心に十二菱稜のモザイク模様が展開するのはローマのカンピドリオ広場です。唯々関心して眺めていた思い出があります。似て非なるものではありますが、己の庭で真似事ができるとは望外のよろこびです。


 十二菱の星のかたちを見下ろすは ローマにあらずやすんばの丘

菱の木 2月25日

2009-02-25 21:54:00 | 
沈床庭園の中央に菱型花壇を配置します。菱型の辺は木材で縁取ります。菱型を構成するには正確な寸法と微妙な角度が必要なので、パソコンCADで寸法を求めて切り揃えました。菱型は十二菱、二十四片の縁材を用意しました。


 沈床のまなかに置くは菱花壇 菱ふちどるは二十四の木片

12個の花床 2月23日

2009-02-23 19:25:08 | 
沈床庭園は円形平面です。蝶の館の中庭と似ていることから、雰囲気を変えようと、中庭が柱などを8の倍数としているので、こちらは6の倍数にしています。フラワーベッドは12個、時計の文字盤と同じように配置してあります。


 十二個の根株の花床置きたるは 日時計あらず沈床の庭

根株の花床 2月21日

2009-02-21 19:39:43 | 
沈床庭園の花床にするべく朽ちた根株を据え付けています。逆さに埋めて、根の間や隙間に苔や用土を貼りつけて花々を植え付けようとするものです。根株をひっくり返すと、その姿は縄文の火炎式土器を思わせる躍動感あるフォルムにありました。


 縄文の火炎に似たり朽ち根株 やすんばの地の花床となり

朽ち根 2月19日

2009-02-19 21:37:35 | 
西の隣人から杉の朽ち根を譲りうけました。西の隣人は、定年退職後この地に山林を入手して、杉の木を伐採、伐根していろいろなことをなさっている御仁です。古い根株は使い道がないから持っていけ、というので頂戴しました。 朽ち根は、沈床庭園の花床にします。そのセルフビルドの過程をご披露させていただきます。


 杉の木の朽ちたる根株運び入れ 沈床の庭いざつくりなん

剪定 2月4日

2009-02-04 20:52:05 | 
この朝、遅まきながらブッドレアの樹の剪定にとりかかりました。蜜源植物では唯一中庭で冬越しするブッドレアは、初夏から花をつけますが、この時期の剪定によって花の付き方が大いに違ってきます。


 冬の朝ブッドレアの樹枝はらい 夏日に訪ぬ蝶をおもいて

寒の中庭

2009-01-26 19:32:17 | 
今朝は今年一番の冷え込みだったと、毎日気温を記録している西の隣人が教えてくれました。珍しく霜が融ける前に起きだして眺めた中庭は、土も芝も花も石も全てが霜の結晶でおおわれていました。


 朝露のしろがねいろにみつる園 寒の朝日の光りすがしき

冬の芝 1月23日

2009-01-23 20:04:41 | 
中庭の芝生は冬枯れていますが、松の木の下はかすかに青みが残っています。落ち松葉と、松の枝葉で霜があたらないせいでしょうか。なにか自然の複雑で微妙な関り合いを垣間見ているような気がします。


 松の木の枝葉の下の青芝に 生きのいぶきを覚ゆる冬日

もぐら 1月17日

2009-01-17 19:06:51 | 
冬になると、中庭の芝生はモグラのトンネル排土で満たされます。昨年暮れ、防止策として田圃の畦に使う防水板を埋めたのですが、効果がありませんでした。数日前に植えたパンジーのポット苗も見事にひっくり返してくれました。がっくりです。


 冬のあさ芝生に現る土のやま 防げど防げど土竜は攻めり

池の結氷 1月15日

2009-01-15 20:55:43 | 
寒中の池面に美しい光景をみかけました。一面の結氷面に、ガラス細工の切子模様をおもわせる美しいひび割れが刻まれていたのです。その切子面に朝陽があたると、キラキラと幻想的に光り輝くのでした。


 寒きあさ女神の池の氷面は 切子を刻みあさひに光りて

中庭の松 12月29日

2008-12-29 22:40:58 | 
中庭の赤松の勇姿です。この地はもともと赤松山であったことを土地の古老が話してくれたことがあります。それが今は、この一本の松を残すのみとなりました。なんとか、なんとか生き残ってほしいものです。

 澄みとおる清き光りのふりそそぐ 松ある庭のひと日を楽しむ

冬の噴水 12月15日

2008-12-15 21:24:05 | 
ようやく敷地内の配水工事が終わりました。井戸のポンプを移設することから始め、延長百メートルを超える排水管や多数の水栓を敷設しました。勿論DIYです。いままでビニールホースで送っていた噴水も、これからは、噴水を見なが水の出具合をコックで調整できます。

 池なかのニンフが放つ玉飛沫 初冬のあさ光り輝きて