冬越し 12月1日 2008-12-01 19:08:11 | 庭 南国生まれの蜜源植物は、マイナス7℃にもなるこの地では冬を越せません。鉢に移して加温施設で避寒することになります。この日、全部で80鉢ほどを掘りあげ、新しくできたオランジェリー内の加温スペースに移動しました。 ランタナとハイビスカスとブーゲンビレア 鉢に移りて春を待つかや
晩秋の中庭 11月26日 2008-11-26 20:01:54 | 庭 今日、初霜が降りました。霜が融けて葉を濡らし、ランタナ、ハイビスカス、ブーゲンビレアが息を吹き返したように見えます。そろそろ、越冬用のフレームに取り込まなくてはなりません。 中庭の初霜の朝しも融けて 潤いのなか南国の草花
中庭ポーチ 11月2日 2008-11-02 19:05:04 | 庭 中庭のポーチを上から眺めたところです。ここも回廊の床と同じく石灰岩の割り石を敷き詰めてあります。目地では芝とヒメミゾソバが勢力を競いあっています。椅子のある場所はモザイク画を嵌める予定ですが、果たしていつのことになるやら。 中庭の特等席は椅子二つ 朝の陽うけて誰を待つかや
山ぶどう 11月1日 2008-11-01 19:35:56 | 庭 石柱に葡萄と山葡萄とブーゲンビレアとその他の蔦がくんずほぐれずの状態になっています。一番目立っているのは山葡萄ですが実はつけませんでした。この時期ですがハイビスカスはまだまだ元気です。 山ぶどう葉繁らすも房みえず ハイビスカス咲く秋の小庭辺
さねかずら 10月29日 2008-10-29 23:32:25 | 庭 中庭を取り囲む石柱には、柱ごとに、葡萄と数種の蔦植物を絡ませてあります。南西付近のこの柱にはサネカズラが取り付き、葉の艶が薄らぐのとは逆に、赤色の実が目立ち始めています。 秋たけて葉艶の色は穢れきて 赤み増すかやサネカズラの実
定家葛 10月28日 2008-10-28 20:49:01 | 庭 定家葛の古名はマサキノカヅラというそうです。目立たない花を長いあいだ咲かせてアゲハの類に蜜を呈していましたが、いまは時折り吹く風ばかりが葉を揺らしています。 蝶のいぬ正木の葛いろづきて やかたの庭に秋風ぞ吹く
ムベ 10月26日 2008-10-26 21:04:29 | 庭 中庭を囲む石柱に這わしていたムベが実をつけました。同じ仲間のアケビに比べると葉がよく茂り、常緑なので冬でも緑を楽しめます。アケビに見られる虹彩模様はなく、形もずんぐりしてジャガイモのようです。 ムベの実の馬鈴薯のごと垂れさがる 秋のなかにわ石の柱面
クレマチス 10月23日 2008-10-23 21:53:36 | 庭 クレマチスが一輪いきなり咲き出しました。春先に花付きの株を植えたのですが、以降全く咲く気配がなかったので驚きでした。しかし、この時期に大きな白花はなんとなく居心地がわるそうです 春植えて夏隠れいて今咲けり 五弁の白花クレマチスの花
秋の中庭 10月16日 2008-10-16 20:33:25 | 庭 10月の中庭は、ブッドレアやハイビスカスは終わりかけていますが、ランタナはまだまだ花咲かせ、成虫で冬を越す蝶たちの蜜源となっています。しかし、さすがに緑の勢いは冬の到来の予感させています。 秋の陽の光漂う中庭は なにやら侘びし花さく園も
回廊の舗石2 9月18日 2008-09-18 17:25:25 | 庭 回廊の舗石は縦横に隙間がつくられ、帯状花壇として花々や食草植物が植えられます。石柱に巻きつく蔓類も、この隙間から地中に根を張ります。隙間の花壇は、土の露出を少なくし、花壇維持で最も大変なガーデニング作業である雑草除去を省くマルチング的な機能ももつものです。 めぐるみち花咲き花這う敷石は 雑草がども押さえたりしか
回廊の舗石 9月18日 2008-09-18 17:16:54 | 庭 中庭を巡る回廊の舗石の隙間に植えられた花々です。回廊の床は建物の壁と同じライムストーンの砕石で敷かれています。多少凸凹していますが、花々や生き物と同化し、人の目に優しく、自然と一体になるものとして、なによりもつくりたかったものの一つです。 砕け石花のしとねとなりにける 人の目にこそ優しかりけれ
夏の中庭 7月11日 2008-07-11 22:35:22 | 庭 中庭の夏の姿です。池の回りのドーナツ状の花壇はヘデラを茂らせてその所々にブーゲンビレアなど鉢植えを埋めてあります。縁取りはマリーゴールドですが立派な蜜源植物です。 夏暑き花咲き乱れ水の噴く 山の夢園てふてふ何処
中庭の赤松 5月17日 2008-05-17 20:17:20 | 庭 中庭には自生の赤松が一本立っています。つくり始めの頃はひょろひょろだった樹もいまや立派な姿になり中庭を見下ろしています。園内には二、三十本の赤松が生えていたのですが、大きい順から虫にやられ枯れていきました。この樹だけはなんとしても残したいと念じているところです。 赤松の新芽の下の円き園 やかたの中庭花は何処に
春の中庭 2008-04-22 23:36:47 | 庭 平成20年4月21日 ハウスで冬越しした密源植物を移植し、一年草の苗を植えたばかりの状況です。咲いている花は、冬を耐えた葉牡丹、姫金魚草、花大根などで、淡くやわらかなパステル色を漂わせています。花と蝶が織りなす夢の舞台はいま少し先になります。 春の庭蜜源の園いましばし 花蝶が織りなす夢の舞台も