つれづれ小平

忙中閑あり。
徒然のひとときに、自分探しの旅へ。

20090109日経平均の分析(私見)

2009年01月09日 18時56分50秒 | Weblog
現在の株価水準(日経平均)は、主要構成銘柄のPER,PBRを見る限り、売られ過ぎの状態にあり、既に本年度の業績を織り込んだ水準となっていると考えられる。

3ヶ月後の予想にあたって、3か月前からの日経平均の変動を見ると、昨年10月における25日移動平均線からの大きな乖離(下振れ)を経て、現在は平均線を僅かに上回る水準となっている。テクニカル面では底打ちを示しており、反騰が望める水準であると言える。

一方、ファンダメンタル面では、効果的な政策や政権交代でもない限り、日経平均連動投信(ETF)を目をつぶって買う気にはなれない。例えば、デフレ下の定額給付金給付は貯蓄に回り、消費刺激は期待できない。
とはいえ、デフレ下でもファーストリテイリング等の勝ち組は存在する。昨年後半の「全部投げ」の後に「全部買い」というシナリオとはならず、投資家の銘柄選別はますます進むであろう。その結果として、構成銘柄の加重平均である日経平均が騰がることは期待しても良いが、その戻りは限定的にならざるを得ない。
加重平均という点では、アドバンテストの動向が気になるところだ。