槍平小屋ニュース 09月14日

（お知らせ）09月19日（土）、20日（日）の新規宿泊予約停止について

槍平小屋ホームページ はこちらです。http://www.yaridairagoya.sakura.ne.jp/

※　ご宿泊予定のお客様はご予約を必ずお願いいたします（1名様より）。ご協力をお願いいたします。

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今朝の最低気温、残念ながら、というよりは、運良く予想が外れて0℃ちょうど。例の”アレ”が出来なくてエリちゃんはガッカリでしたが、寒さにめっぽう弱い更新担当はホッとしていたりします（苦笑）。

 

それでも、小屋前テラスの木製ベンチはご覧の通り。しっかり初霜となった槍平です。

 

こちらは槍ヶ岳・飛騨沢ルート。確実に山は冬へ向かっています。標識ポールを立てに行った登山道の足元には霜柱が。キレイだな、と思うと同時に、静かな緊張感が沸き起こり、これは小屋閉めして下山するまでなくならない緊張感。これから山へお越しの皆様にも共有して頂きたい緊張感です。

 

夏季の草刈りなら雨模様でも作業しましたが、秋山シーズンでそんなことをやっていたらカラダを壊してしまいます。小屋閉めまでにあといくつか登山道を歩く仕事が残っていますが、天候判断は慎重に行い、出来る限り晴天時に作業予定です。仕事ですから、安全が確保出来ない天候で外を出歩くことはしません。

 

標識ポールを立てた帰り道は中崎尾根を下りました。飛騨沢の全景です。ほんのり、秋色ですね。

 

奥丸山へ続くこの稜線、眺めも最高なうえ、人通りも少なくて静かな山歩きが楽しめます。大キレットも目の前に。

 

今日のオマケ。リボン切りにも性格が出るなぁ～。モカちゃん作、きっと、稜線をイメージしたんでしょうね。槍平小屋は、ホメて伸ばす教育方針です（笑）。

 

本日午後6時の滝谷ライブカメラ。沢の水量に目立った変化はありません。

 槍平小屋ライブカメラ（テスト中）

 

それでは本日の気象情報（午後のみ）。

午後5時15分。

 

 

 

 

 

 

 

最新登山道情報（槍ヶ岳・飛騨沢ルート）09月14日更新

本日、小屋スタッフが初雪に備える標識ポールの設置をしましたので、飛騨沢ルート（標高2550m～飛騨乗越）の情報をお知らせします。

 

標高2500m付近から笠ヶ岳方面。

 

標高2550m付近。飛騨乗越、千丈沢乗越への分岐。飛騨沢の草紅葉が少しずつ進んでいます。

 

標高2750m付近を下山してゆく登山者。

 

標高3000m付近。標識ポールの間隔は道迷いが起こりやすい場所では10m～15m間隔で設置しています。ただし、標識があるからといって、悪天候時に無理な行動はしないようにお願いします。

 

飛騨乗越から見た槍ヶ岳。今日はご覧のとおり天候に恵まれたので、飛騨沢を歩いている間は陽射しは暖かでしたが、日陰には霜柱もあり、稜線に出た途端に冷たい風が吹き付けてきました。もう夏山ではない、ということをしっかり認識し、入山計画、装備、体調管理を万全にしてお越し下さい。今月末以降、北アルプスの3000m峰へ向かうルートではいつ積雪があってもおかしくありません。「ピッケル、アイゼンは持っていったほうがいいですか？」というような質問が出てしまう方は、最低限、単独行は避け、経験者と行動して下さい。夏山と違い、この時期は登山に適している天候の日は皆様が想像する以上に少ないです。冷静に、客観的に天候判断をして入山の可否を決定して下さい。