【ツカナ制作所】きまぐれ日誌

ガラス・金工・樹脂アクセサリー作家です。絵も描いております。制作過程や日常の話、イベント告知等。

しゅびーんってやってぶわあってやって皿作るよ!(吹きガラス編)

2017-06-18 13:59:29 | 大学
いやぁ…昨日はお見苦しい所を失礼しました ( 〃..)ノ 記事は削除しました。

気持ちのやり場に困ったので、ひたすらドット絵描いて寝オチしました。芸術系の人間はすぐ昇華できっから健康的ですね_(┐「ε:)_

今日は書き溜めてたネタ放出します。(昨日より前に書いたのでテンションは通常運転です)




んじゃー吹きガラスの続き。

公表前、最後の二日間は自由制作だったんですが、その前に先生が皿を作る方法を実演してくれました。



どすか。吹きガラスでどうやって皿作ると思います?型?いやぁ、違うんだなぁ(・∀・)ニヤニヤ

そりゃあ大量に同じ形のもの作る時は型でしょうけどね。ヒントはタイトル!

では、以下ダイジェストで制作風景です。



途中まではいつもと一緒です。

まずは下玉を巻取り、ブローを入れます。







ある程度冷めて落ち着いたら、二回目の巻取り。








紙リンで形を整えます。紙リンは新聞紙等を濡らしたものだって説明は前にもしましたが、これがジャンプだったりすることもあります。

この、巻き取った直後のガラスは千度以上。とにかくテロンテロンなので、作業中は常に適度なスピードで棹を回し続けなければいけません。

ここでまたブロー。













ハシ(ジャック)でくくりを入れていきます。個人的にはジャックという呼称の方が好きですね。某ヘビースモーカーみたいで。









くくりと吹きは交互に行います。くくりを入れると空気の通る穴が細くなってしまうからです。



木ゴテを当てて底を作ります。












アシスタントはポンテ棹の準備。溶解炉からガラスを巻き取ったらマーバーで転がして形を整えて…







メインの方にくっつける。





ポンテにもくくりを入れ、ピンサーで水を掴んで吹き棹側のくくりに垂らしてひびを入れ、ピンサーを逆さにしてカンッと叩くとガラスが外れます。





さて、ここからは口を広げる作業。

口の広げ方次第で一輪挿しになったりコップになったり鉢になったり…











ここまで広がったらいよいよ大詰め!



アシはグローリーホールの口を広げて準備。

メインは手前でガラスだけを熱します。ポンテまで熱すると、そこは細くなっているのでガラスが落ちてしまうので注意。常に回し続けます。







…写真じゃ全然分かりませんが、先生が棹をすごい勢いで回転させたかと思うとこの通り。一瞬で皿が完成してしまいました(@∀@;)

こう、遠心力でぶわぁーっと。



あとは木ゴテで縁を整えて完成!







自由制作ではなんでも好きな物作っていいって言われたんですが、なんなら一番面白そうな皿やりたいなと思って。





難しかったなー。どうしてもポンテが食い込んで底が薄くなってしまい加工が難しかったです。



こっちは例のペーパーウェイト。片方は講評前に鏡面仕上げしないといけなかったのでセリウムまでかけました。がんばったで(´ω`;)

比較の為、あまり加工してない方も。





水饅頭にくっついてたビニールの葉を巻いたら余計にそれっぽくw



タンブラーも加工しました。



なんと、講評後はこれでジュースとお茶を飲みながら菓子パに突入w

先生も粋なことしますね!いやフツーに楽しい講評会だった。ゆるくてw磁器のほうがマジだったから気は楽でした。

正直まだ完成させるのがやっとだし比べようが無いんですけどね~(´ω`)あとは七月にトンボ玉の講評があり、今はキルンキャストという技法を習っているのでそちらも今後ご紹介していきたいと思います。ではでは!


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