【ツカナ制作所】きまぐれ日誌

ガラス・金工・樹脂アクセサリー作家です。絵も描いております。制作過程や日常の話、イベント告知等。

【自分用】大きな展示が終わったので頭を整理したい

2020-10-06 22:33:11 | 日記
おっす!昨日吉祥寺での大きな展示が終わりました。

ここから先は自分が5年後くらいに読み返して「青いなぁ、悩んでんなぁ」と自分を笑うために書きますので、きっと面白くはない内容だと思います。さらっと読み飛ばして頂いて構いません。




今回の展示はとてもお世話になっている標本屋さんが主催で、一回のイベントにしては約一年ぶりにもなる量の作品を迎えていただきました。すごいことです。

作家になりたい、とはずっとぼんやり思っていましたが、自分にも人様にもあまり期待をしない生き方をしてきた(つもり)ですので、今回「○○が欲しくて来ました」とそうそうたるメンツのこのグループ展で!!自分の作品を!!!!お求めに!!!!!!!わざわざ吉祥寺までいらっしゃるなんてそんな…

いえ、過去のイベントでもそのような嬉しいことを言ってくださる方がいらっしゃらなかったわけではないのですが、いつもの癖で「こんなことを言って私を喜ばせようとしてくれるなんて優しい人がいるものだ」と思っていたのです。

ところがどっこい。

もしかしたらそうじゃないかもしれない

と、思い至ったわけです。



私の作品を探しにきて下さったというその方は、別の新作のアクセサリーをお迎えしてくださいました。

しかも、このようなことがその前後にもちょいちょいありました。



思えば自分が大したこと無いからといって、自分の作ったものたちが大したこと無いなんてそんなはずはないのです。だって実際自分で「良い、好きだ」と思って作ったのですから。

ただ、今まであまり「自分が好きで作ったのだから、自分以外に、ましてや自分以上に自分の作品を好きな人なんているまい」と心のどこかで思い続けていたのです。

そこが良い意味で裏切られたと感じたのが今回の展示でした。自分の作品を好きだ、と言ってもらえるのがどうやら事実らしい、と気付いたところです。



であるならば、ここは応えるのが誠実さといふものなのでは…








だんだん何が言いたいか分からなくなってきたな。



とにかく、自分は作るのが好きというただ一点張りで、自分が好きだと思っていればそれでいい、と「好かれないことへの保険」を掛け続けるのをそろそろやめよう、と思ったわけです。

誰かが応えてくれるのであれば、そのために作るのもいいのではないか…周囲の無関心に怯える季節は終わったのではないか。そう思えるようになりました。

描いたらきっと誰かが見てくれると、そう思えるようになりました。ここまで意外と時間がかかったものですね。



きっと心の保険は掛け続けてしまうでしょうが、もっと誰かに届けるように、伝えるように考えて制作していきたいと思います。




というわけで今日からツカナ制作所のモットーは「興味を知識に、知識を好きに」としました。

描くと、その対象物について少なからず調べるようにしています。それを共有して、私の好きを誰かに伝える。なぜ好きなのかを文字に綴る代わりに、絵筆で(そして竹串で)表現する。

そしてあわよくば、誰かが自分と同じ「好き」への道のり(興味→知識→好き)を辿ってきてもらう。



やりたいことがはっきりしました。レベルアップSEが聞こえた気がします。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。