goo

平成18年6月6日(火)



一日で二回、しかも連続で噺の稽古をするって珍しいこと♪

《旧暦5月11日》

※落語協会の事務局2階の日本座敷(黒門亭の会場でもあります)。
 ここは私たち落語協会員の格好の稽古場として活用されているんだよ♪
 本日は連続で二人の稽古です(^^ゞ

★午後2時の約束で落語協会へ出向いた。柳家初花くんに噺の稽古
をするためだ。実は、その後に林家種平さんにも噺の稽古をつける
約束をしているんだ。本来は教えて頂く師匠のお宅へ出向くのが常
道なのだが、最近は落語協会の事務局を利用することがほとんどの
ようだ。ヤツガレも昔は自宅で噺の稽古をつけたけど‥‥、両親の
介護が始まってからは事情が事情なので自宅は回避するようになっ
てしまった。本当は自宅で稽古というパターンが今でもベストだと
思っている。だからといって協会の二階ですることは駄目とはいわ
ない、できれば自宅の方が望ましいということ、誤解のない様にネ。

★春風亭一柳師匠(三遊亭好生)の杉並の自宅で稽古をした時に驚い
たことがあった。教えて頂いた噺は「三年目」だった。先ず最初に
ヤツガレに『なんで、こんな噺を演りたいの?』と、しょっぱなに
聞かれて弱ってしまった。前座から二ッ目になりたての若造が演る
噺じゃないといわれてから稽古をして頂いた。案の定、その後高座
ではやることがなく、一柳兄さんが亡くなってから暫らくしてから
演ったことを記憶している。いえるのはやらなかったのではなく、
やれなかった‥‥、ちから及ばず出来なかったんだ(@_@;)
一柳兄さんから稽古が済んでから色々な資料を見せてもらった。
あの兄さんのお宅には信じられない量のファイルがあって、これを
見て、噺の参考になりそうな資料をメモさせてもらったことを覚え
ている。そうだよ、稽古をつけて頂く師匠宅にはその手の資料が必
ずあるんだよネ。一柳兄さんは特別だけど他の師匠のお宅で絶対に
アタシじゃ入手できないような速記本を借りたこともあったなァ。
自宅でする稽古は余禄があるような気がするネ(^ム^)

★お二人に何を教えたかは内緒にしましょう、これはヤツガレども
の職業上の守秘としましょうネ(笑)。
当人たちに了解を得て写真を撮りましたよ♪初花くんも種平さんも
座布団を敷いていないことに注目して下さい。教えて頂く立場の人
間は絶対に座布団は敷かないんだ。これは、どんなに偉い人でも
同じことで、教えて頂くときは決して座布団を敷かない。
これが教わるときの礼儀でもあります。
ただ、今回の稽古で少々困ったのは‥‥、林家種平さんだった。
種ちゃんが受けやすいタイプでクックックックと笑うんだよ(^^ゞ
面と向かって受けられると実にやりにくいもんですな(笑)。

★噺家になって初めて師匠の小さんにつけて頂いた噺は「道灌」の
小野小町の下りだった。今の小燕枝、小団治、さん八、小袁治、さ
ん喬、そしてやめた忠助が横一列に正座して師匠の噺を聴いた。
これが面白いんだよ(^^ゞ 笑っちゃ失礼だと思えば思うほど可笑
しくなっちゃうんだ(笑)。死ぬほど苦しかった\(>。<)/ギャ-

その昔今の金馬師匠が噺の稽古に来て、笑いを我慢してお腹に力
が入って思わずオナラをしてしまったそうだ(笑)。小さんも馬
鹿馬鹿しくなって稽古は中止、『おい、師匠に報告するんだぞ…』
と言ったそうだ。その後、先代の金馬師匠はご当代を「屁ェ助」と
呼んでいたそうだ(笑)。この話は我々がクックックうけた直後に
故・小さんがいったマジな話。今の金馬師匠は覚えているかな?

★伝承芸である噺家は損得関係なしで噺を稽古して頂いている。
アタシが教わった噺は無条件で乞われれば教えているんだ、教わっ
た時のことをちゃんと伝えて、自分なりの工夫は工夫であることを
明確にしておく、これが肝心なんだね。創意工夫した部分を勝手に
前方(まえかた)でやられちゃったらぶち壊しになってしまう(^^ゞ
そこいら辺の常識というか道を教えないと何のために教えたか…、
無駄になっちゃうんだ。ここが最近、ウヤムヤになっているので
くどいかも知れないけど、念のために伝えているんだ(^_^;)

====================================================
王監督には脱帽です!(^^)!あゝ、主軸が打てなかったねぇ
====================================================

★やっぱりソフトバンクは強かった、王監督じゃ負けてもしょうが
ないと思ってしまうのはヤツガレだけかしら?
和田って良い、盗作騒動の画伯とはちょいと違うよね、良い投手だ。
明日は頑張れよ、俺たちのジャイアンツ!(^-^)!

やっぱり‥‥、ブログ人気ランキングが26位以下に落ちたか(^^ゞ
応援のclickをして下さい!
人気blogランキングへ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )