ファイナル企画は、みんなが登校してくる校門(南門)から・・
みんなが元気に登校してくるのを楽しみに待っているよ!!
北門からも・・。
あれ、一人増えているなぁ。
※十小のみんなに、先生たちからの気持ちを伝えたいと思い、4月中旬から始めた「先生たちからのメッセージ」のコーナーも、学校再開に合わせて終了します。勤務している先生たちからの元気が出る写真も、25回になりました。毎回違う場所から先生たちの明るく元気な姿をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?最初からすべての写真を見直してみましたが、どの写真も、先生方の想いが伝わる楽しいものになっていました。皆さんも、ぜひ全25回の写真を、もう一度見てみてください。
※先生たちから、子供たちへのメッセージです。
※保護者の方が、お子さんに読んでいただければ、ありがたいです。
☆『1年3組の先生より』
みなさん、こんにちは。
緊急事態宣言が解除となり、普通の日常に戻る一歩が踏み出されましたね。まだまだ気を緩めずに自分ができることを少しずつやっていきましょう。
今日は、動画の読み聞かせでもした、「わるいわるい王さまとふしぎの木」という絵本を紹介したいと思います。
このお話は、砂漠の真ん中に住む怒ってばかりの王さまが、一人のおじいさんからもらった種を育てるうちに心が変わっていくというものです。どんなにわるい王さまかというと、コック長にハンバーグが食べたい!といつもわがまま。そんないじわるな王さまから家来たちは全員お城から逃げ出してしまいます。
いつも怒っていたり、自分のことだけしか考えていなかったりすると、周りの人は悲しい気持ちやいやなきもちになってしまいます。この絵本を読んでみて、先生は自分の心の中にも、もしかしたら「わるい王さま」がいるのかもしれないと考えました。学校の休校が長引き、先が見えない不安からイライラしたり、気持ちが落ち込んだり、マイナスな気持ちが多くなった人もいるかもしれません。この絵本では、そんなわるい王さまが心を入れ替え、親切で優しい王さまに生まれ変わります。どんな理由で王さまは変わったのか、ぜひ、動画を見て一緒に考えてみてください。
王さまが見つけた「しあわせのみ」とは、いったいどんな実なのでしょうか。
考え方を変えるだけで、人は変わることができるということを知ってもらえたらと思います。皆さんの心の中に「いい王さま」が現れるといいですね。学校が再開したときに、絵本を読んだ感想を教えてくれると先生はとてもうれしいです。
また会いましょう。
☆『3年3組の先生より』
みなさん、こんにちは。元気に過ごしていますか?
約3か月の長い休みの間、みなさんはどんなことをして過ごしましたか?
思うように外に出られず、やりたいことができないもどかしさもあったことと思いますが、今だからこそ出来ることに挑戦した人も多かったのではないでしょうか。先生も、普段なかなかできないことにいくつかチャレンジしてみました。その一つが読書です。いろいろな本を読んだのですが、その中に出てきた「ISS(国際宇宙ステーション)」について、少しお話をしたいと思います。
ISSとは、地上から約400km上空を飛んでいる、サッカー場の大きさ位の施設です。人が住むことができ、色々な実験や研究をしたり、地球やたくさんの星の観察をしたりしています。ISSが地球を一周するのに約90分。みなさんが学校で2時間授業を受けている間に、ISSはぐるっと地球を一回りしてしまいます。すごいスピードですね。
ISSは、人が生活しながら実験を行う場所ですから、当然食べ物が必要になります。その食べ物をISSに届けるために、先週日本の鹿児島県からロケットが打ち上げられて、25日の夜にISSに到着しました。(食べ物だけではなく、様々な実験設備や、衣服なども送られるそうです。)
話は少し変わりますが、みなさんは流れ星を見たことはありますか?先生は、何度か流星群を観察した時に見たことがあります。よく、「流れ星に願い事をすると、願いがかなう。」なんていいますが、流れ星は「見えた!」と思った次の瞬間には消えてしまうものがほとんどなので、なかなか願い事をさせてくれません。
流れ星の代わりに、というわけではないのですが、このISS。タイミングと条件が揃えば、暗い空をスーッと通るのが観測できます。直近だと、6月1日(月)の20時56分~59分、北西~北の空に、東京でISSが観測できるとのことです。(5月25日現在の情報です。)流れ星のように、すぐに消えて見えなくなる、ということはないので、何か願い事をしたい人は観察してみるのもおススメです!
ちなみに本物の流れ星を見たい人は、8月のペルセウス流星群、12月のふたご座流星群がチャンスですよ!
画像はJAXAのものをお借りしています。
☆『4年2組の先生より』
「未来を幸せに生きる子を育てたい」という願いが、私が先生になった理由です。
臨時休業中に、「10年後の世界はどうなっているのか」ということを本やインターネットを利用し、勉強していました。
結論から言うと、正確に「未来」を想像することはできません。理由は、変化のスピードがとても速いからです。先生が小学生の頃、今のようなスマートフォンで動画を見たり、インターネットをしたり、物を買えたりすることは、まったく想像できませんでした。10年後、今では想像できないようなことができるようになるでしょう。世界は、ものすごいスピードで進歩し、変化しています。
その変化の一つを紹介します。それは、「AI」と呼ばれる人工知能の発達です。今まで人間がしてきた多くのことが機械によって行われるようになるということです。例えば、自動車の運転も、機械によって自動運転されるようになります。こういったことが、多くのことに影響してきます。
みんなが大人になる頃は、人間とAIが協力して生活する社会になっていくと予想されます。そんな未来を生きることになるみんなに、付けてほしい「力」があります。
その力とは、「AI」や機械にはない、人間にしかない力です。
その一つに、「五感」があります。見たり、聴いたり、感じたり、味わったり、におったりすることです。人としてあるこの感覚は、機械には真似できないそうです。
あなたの将来、この人間としての感覚は、どんな仕事をしていようとも必ずあなたの役に立ちます。
この感覚を鍛えるには、様々なことを経験し、あなた自身が感じることしかありません。
喜んだり、悲しんだり、笑ったり、泣いたり、そのような感情を揺さぶるような経験が、あなたを人として大きくしていきます。
・何事も挑戦〈チャレンジ〉です。より多くのことを経験し、何かを感じましょう。
・今、目の前にあることに一生懸命になりましょう。今を一生懸命に生きることが、あなたにできることです。
先生は、関わったすべての子に、将来、幸せになってほしいと願っています。