親心、子心

教育に関わる様々な悩み、問題を親、子ども、両方の気持ちから寄り添って考えていきます。お悩み相談募集中。

被災地にいってきました

2011年04月10日 22時29分14秒 | 過去~徒然から~
妻が救援物資を集めていたので、岩手県北部の野田村へ、絵本など届けてきました。

救援物資というほどの量もなく、申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、預かった手前、義務もあり、行ってきました。

津波から1ヶ月。

がれきの山、解体OKとかかれた半・全壊の家屋、ちょうど昼についたから見られた炊き出しに並ぶ長い列。

復興はまだまだなんだと思う。

でも、列に並ぶ人達には笑顔があった。
途中で歩いている子どもたちにも笑顔があった。

少しだけでも、生活は落ち着いたんだと思う。

役場の人に聞くと、生活物資は足りてきた。でも細かいものがこれから必要になるといっていた。
それぞれのニーズにあったもの、あるいはお金が必要なんだろう。

ちょうど話を聞いているときに、オムツをもらいにくる家族がきた。ただ住むところが違うだけなのに、こうも違う。

岩手県の国道45号線を通っていたときも車でたった一分の距離で、全く違う風景が広がっていた。

野田村も新学期がきた。
教育委員会にいくと、まだ状況を把握している最中だという。
何が学活に必要なのか、まだ把握しきれていないのだ。

きっと普通に戻るのにこれから、まだまだかかる。まだまだ支援は必要だとわかる。これからわかるものもたくさんあるのだと思う。

妻は1ヶ月たったのにと、嘆いていた。


帰りに盛岡の妻の曾祖母宅による。
地震直後は数日連絡の取れなかった曾祖母だ。顔を見れて安心した。暮らしも落ち着いているようだった。


高速を通って、青森につく。

酒を片手に、この記事を書く。

罪悪感と、それでも日常を送る自分があるから支援できるのだと、偽善とも免罪符を求めているのだとも思える気持ちを抱えている。