ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

春まきニンジン播種

2018-05-23 06:00:00 | 根菜類

20180522

ニンジンの種を播きました。カブの最終の収穫を終えて空いたスペースにニンジンを播いてみることに致しました。このブログ「たんじゅん試行」ですので、ただの播種だけではなく、何か試してみたい訳です。

ニンジンは播種から発芽までのコツがあると云われますが、難しいと云えば難しいのだそうで、以前も当地でのたんじゅんさん達の集まりでも話題に上がったことがありました。しかしいつも技術的な話は長く続きません。その際に得た情報で自分なりにマニュアルに書き込んだのは「鎮圧の重要性」かと。

今回は2種類の播種方法を並行実施して比較したいと思います。

まず畝に2本の溝を掘りました。

①南側の溝(下の画像左側の溝)には市販培土を入れて、種を播きます。一方、②北側(右の溝)には掘った溝にそのまま種を播きます。

そして覆土、鎮圧は特に念入りに行いました。乾燥防止も含めて敷き草をして十分に散水しておきました。翌日も雨の予報が出ています。播種後の水分は十分かと思います。

発芽の様子が何か違うのか、変わらないのかを比較して見ます。

ニンジンの種とこの畑の土やそこの微生物などの関係でうまく発芽してくれるかどうかです。この畑のこの畝では昨年までニンジンはうまく発芽できませんでした。昨年末に種まきしたニンジン(畝1)はとても見事に生長を続け、そのエリアはニンジンの葉でワサワサしています。同じような発芽となってくれると今後も楽しみです。

しかし発芽できてもできなくても、どちらでもいいのです。Sさん流に申せば、「畑に訊け!」です。畑や虫は、この畑での様子を通して、私に「法則」を提示というか、見せ付けというかしてくれているのですね。うまく発芽してくれれば、私自身は嬉しいのですが、その感情は極めて自分都合でSさんのよく云う「人間基準」そのものです。作物も、虫も、人間も、判断する人にとっての都合で「いい奴・悪い奴」に見えるのですが、それこそ「人間基準・自分基準」なのではないでしょうか。作物も、虫も、人間も、多様であることを忘れてはいけません。

以前は良い人だと思っていたら、ある時からとんでもない悪人に見えた。それはその人の多様な面を片側からしか見ていなかったからではないですか?陰と陽があるように何でも多様な顔を持ち合わせているのです。可愛い・きれいと眺めていた蝶もキャベツにアオムシがいるのを見てから、とんでもない害虫に見えた。などというのと全く同じですね。これも自分勝手なご都合主義ではないですか。

しかしそういう自分に気付いて、何と未熟かと反省するのも、これ自体もまた人間基準では?もう少し後ろから、もう少し引いて見てみると、自分のご都合主義を通じて、自然が自分に教えてくれているのではと、そこまで引いて見られたら平穏で、楽しく、ゆっり頷ける境地があるように思うのですが、禅問答みたいでチンプンカンプンでしょうか。そうなんです。これも人が云うこと、すべて仮説です(笑)。



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