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Uluwatu Kecak & Fire Dance🙂😐😐物語「Ramayana」を取り入れ芸能化がすすんだ舞踏劇

2020-05-22 13:08:33 | 海外旅行

バリ島の伝統的舞踏は、はじめ疫病蔓延などに際して、祖先の霊を招き加護を願うなど、呪術に通じるものだったという。しかし、現在の「Kecak(ケチャク)」は芸能化がすすんで、物語「Ramayana(ラーマヤナ)」を取り入れ、舞踏劇へと創作されたものだ。
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ここでは、ツアーによって大量に送り込まれた旅行者向けの舞踏劇で、現地では「k」を発音しないので、「kecak」は「チャ」となるとも、猿の鳴き声を真似たともいわれる男たちの「チャッ チャッ」という発声で展開する。
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大向こうの受けを狙った観客席への飛び込みや、お笑いを演じたりで、連綿と続くバリ島の人々の信仰に繋がる深い生活感を期待すると、舞踏の大衆化にはガッカリすることになるだろう。
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なお、ケチャックダンスがスタートする時刻は、断崖に立つ「Pura Luhur Ulu Watu(ウルワツ寺院)」の三重「Mel(メル/多重塔)」を影絵のごとく映し出す夕日が、インド洋に沈むサンセットの時間でもあった。このサンセットを眺めつつ、修業を重ねただろう建立以来の僧たちへの追想機会が得られたことは、このスポットでのかけがえのない体験だったと言える。
 

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