雪がたくさん降ったのと、前回につづき、雪に関するお話を。
先日、仕事で山に行ったら・・・
雪が積もっていたわけですが、こういう所に危険が潜んでいます。
どこかに穴がある・・・かもしれないからです。
サクサクと雪の上を歩くと、くるぶしまでの穴があれば、脚を取られてしまいます。
穴だけでなく、伐倒木と伐倒木の間なんかもあぶないです。
もし、腰までつかってしまうと、自力で脱出することは困難です。
奈良県の吉野で仕事をいていた頃、積雪した林道を終点まで歩いたことがあります(もちろん仕事で)。
普段こんな感じの林道が、真っ白に。
実際に、どう歩いたか、全く覚えていませんが、雪の中をサクサク歩きました。
そして、その1~2カ月後。
雪がなくなり、前回同様、林道を終点まで歩いたら・・・
林道が谷まで崩壊していました。
積雪時に歩いた時は、この崩壊があったのか、なかったのかは分かりません。
もしかしたら・・・
崩壊していた林道の上を歩いていたかもしれません。
そして、運良く、落ちなかっただけなのかもしれません。
もし、運が悪かったら・・・・。
あと、枝葉に積った雪。
新雪はやわらかいんですが、固まった雪が頭に落ちると大ケガを負います。
雪景色は本当に美しいです。
でも、命に関わるような危険も潜んでいます。
それでも、山と雪の組み合わせは、美しくて好きなんですけどね。
あと、滝が凍る”氷瀑”
”樹氷”
あと、どうなってできたのかわかりませんが、大きなつらら(?)
↑これはこれで面白いのですが、不用意に近づかない方がいいです。
近づくと、滝が割れたとき、ナイフのように鋭く尖った氷でケガをすることもあります。
山の神様にお守り頂いたのかと思います。
白神を歩いた時、普通に歩いていると思ってたけど
道の左側がすぐ壁というか、すとん!と落ちてる崖の端で
案内して頂いたマタギの方に言われて「!」でしたが
そこに木が生えている一見、普通の景色だったのでぞっとしました。
別場所の雪道でも「雪庇」というのがある、と知り
それも踏み込んだら速攻で「落ちる」と教えて頂きました。
雪に慣れてない身には雪山は「わ~い」と嬉しくなりますが
本当に「知る」そして「考える」は大事ですね。
見えない危険、またそうした事例も教えて下さい。