最も身近な食用キノコと言えば、シイタケ(かな?)
一言にシイタケといっても、菌床シイタケ、原木シイタケ、天然シイタケに分けられます。
スーパーで売られている大半のシイタケは、「菌床シイタケ」。
簡単に言うと、固めた木くずにシイタケ菌を植え、発生させる方法。
なお、この写真は、菌床ナメコです・・・。シイタケの写真がなかった(無くした?)ので。
次に、コナラやクヌギを切った丸太(だいたい直径9~14cm、長さ1m)木に、シイタケ菌を植え付ける「原木シイタケ」。
原木に直径1cmくらいの穴を開けて、そこにシイタケ菌を植え込みます。
すると、そこからシイタケが発生。
菌床シイタケは、香りが弱く、軟らかいので、シイタケとしては、比較的食べやすいと思います。
原木シイタケは、香りが強く、しっかりした歯ごたえがあるので、シイタケ好きは、食べるなら原木シイタケ!でしょう。
そして、自然に発生する「天然シイタケ」。
春と秋に、山の中を歩いていると、天然シイタケに巡り会うことがあります。
枯れたシイノキの立木に発生していたシイタケ。
でも、残念なことに、腐り始めていたので、食べられませんでした・・・。
山の中で切り捨てられたコナラに発生していた天然シイタケ。
もちろん、この天然シイタケはいただきました!
味は、原木シイタケと変わらない・・・というか、原木とシイタケ菌の相性にこだわって生産された原木シイタケの方が美味しい!!
そして、地面の中から発生していた天然シイタケ。
見つけたときは、「えっ?」って、思いましたが、間違いなくシイタケでした。
このシイタケの周囲に、枯れたシイノキが何本かあったので、地面の中で枯れた根からシイタケが発生したのではないかと思います。
しかも、地面の中から発生した天然シイタケが3本(うち1本は朽ちてました・・・)。
これは初めての体験!
こういうレアな出会いがあるから、山は面白いっすね!
ちなみに、なんか、イメージ的に、あまり食が進まなかったので、食べてません・・・。
それと、シイノキを伐採し、放置していると、たまーに、シイタケが発生します。
これも、自然の恵み。
でも、天然シイタケの味は、原木シイタケとそんなに変わらないし、むしろ、原木シイタケの方が美味しい場合も。。。
天然シイタケも原木シイタケも、自然と触れあったり、自然の中で生活をする喜びを感じることが出来る、身近な森の資源です。
天然シイタケ。
見つけると、テンション上がるので、皆さんも是非、探してみて下さい!
湿気が多い場所で、枯れたコナラ、クヌギ、シイノキが狙い目です!