ぶらぶらと 山旅、海旅、里の旅

いつまでも、どこまでも、あてもなく、はてもなく

穂高山荘(北アルプス山旅・2009年8月)

2009年08月31日 23時10分43秒 | 山旅
昼近くになってもガスが晴れる気配はない。天気良ければ空身で奥穂高でも登ってみるつもりだったが、居心地のいい小屋からまったく動く気が起こらない。ここの山小屋はけっこうおおらかで開放的でお気に入りの山小屋の一つ。中の休憩場所が結構広くて、ガスコンロを使って自炊も普通にできる。食事のメニューもそれなりに揃っているし、セルフサービスのネスカフェまである。書庫も開放されていてけっこう時間つぶしもできる。入口の横にはネットに繋がったパソコンが置いてあり、自由に天気情報など検索できる。こんな山の上で自宅にいるのと同じようにネットで色々検索できるとなんか不思議な気分になってしまう。ただ天気予報は「明日は雨!」で見れば見るほど悲しくなった・・・
今、煙草は吸わないのが当たり前で、吸いたい人は勝手に吸ってガンにでもなんでもなってくれてかまわないが、こっちへは来ないで!的な風潮がごくごく普通になっていて、喫煙者はみな相当肩身の狭い思いをして外や隅で吸っている。しかし、ここは、なんてったって室内で堂々と煙草が吸えるのである!煙草を吸わない人には申し訳ないが実にすばらしい!と嬉しくなってしまった。自分も今はもう吸わないが、以前相当なヘビースモーカーだったので喫煙者の気持ちがそこそこ理解できるので余計感動もんであった。
濡れたカッパを乾かすために着たままぼぉ~っとしていると、この雨の中ひっきりなしに登山客が登ってきたり、下りていったり、また、穂高へ行ったり、涸沢岳へ行ったり、帰ってきたり、と、けっこう忙しい。
この雨、ガスの中、何も見えない穂高や涸沢岳へ行くグループの人たちはほとんど必ずと言っていいほど「せっかくここまで来たんだから・・・」と言って出発していく。この「せっかく・・・」と言う言葉、もし悪天候で何か事故でもあったらどういう事になってしまうのだろう?といつも思ってしまう・・・ちと考え過ぎなんだろうな・・・
夕方18:00頃には再び雨が降り始める。
19:00頃には風もけっこう強くなってきて、テントがバタバタ風に煽られたり押されたり・・・風が強風で鳴る音もあまり気持ちいいもんではない・・・小屋に泊まっている人たちが羨ましい・・・

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