ぶらぶらと 山旅、海旅、里の旅

いつまでも、どこまでも、あてもなく、はてもなく

槍ヶ岳山荘のテント場

2010年11月09日 21時06分47秒 | 山旅
ここのテン場は山荘の南側、飛騨乗越へ下る登山道の両脇や岩陰に点在している。そのため地面はゴツゴツ。帰ってきて検査に出した時、幾つもの小さな穴があいていたとのことだったが、そのうちのいくつかはきっとここであいたのだろう。また、岩陰でない場所は西風、南風をモロに受けるので風が強いときはちと怖い。
テントを張る場所はテン場に番号や英数字で表記してあり、受付の時に指定されるので、他のテント場のようにどこでも勝手に好きなところに張るというわけにはいかない。これだけ人気の山で30張り限定なのだからそのくらいの管理は当然のことなのだろう。シーズン中の週末など昼過ぎには簡単に全部うまってしまうこともある様子。シーズン中は早めの到着がお勧めかも。せっかく重いテント担いで登ってきて、満員で殺生ヒュッテまでまた下りなければならないのはけっこう辛いだろうし・・・
たまたま近くにテントを張ったオヤジさん、多分60代後半だと思うが、初めての山登り、初めてのテント泊でここまで来た、との事。すごい!よく来れたというか、よくここまで来ようと思ったもんだ、と感心した。ババ平で雨で2泊して今日で3泊目、まだテントの張り方も買ったスポーツ用品店で詳しく説明してくれなかったのであまりよくわからない、とのことだった。実際張ってあるテントを見るとフライにあいている張り綱を通す穴の意味がわからなかったとかで、張り綱が明後日の方向に張ってあった。自分はプロではないが、わかる範囲内で一応一通りの説明をして、正しい張り方に直させてあげた。しかし、こんなんで、ここまで登ってきて大丈夫なのか?とちと心配になった。が、本人はテントの張り方の不安より、ぼちぼち酒が切れることの不安の方が大きいとの事でソッチを真剣に心配していた。
世の中、色々な山登りをする人が増えてきているんだなぁ・・・と改めて思った。
(2010年9月北アルプスぶらり)

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