田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

病も回復力も気から

2021-06-12 | 日々の暮し
昔から「病は気から」といわれる。
回復についてもある臨床医は経験上、よく笑う人、明るい人が早いと言っていた。
回復力も気からのようだ。


▲笑うと楽しくなるもの(画像=webから借用)

もともと生物には自分の不具合を治そうとする能力が備わっている。
その能力を効率よく最大限発揮させるためには笑う、明るいが大事ということだろう。
作り笑い、明るいふりでは駄目で本心からそうでなければばらない。
それには日頃からの修行が必要だ。
明るく毎日を過ごす人が強くなれる。

最近、よく例に出す中村天風の講演録の一部に要旨こういうのがある。
「腕のいい医者がいた。彼は自分がガンになることを極度に恐れていた。ある日、自分がそうではないかと思い当たることがあった。彼は大きな不安と失望に見舞われやがて死んだ。死後、それはガンではなく脂肪の塊だったことが分かった」
氏の説く心のありようが人生を変えるという例だ。

ちなみに天風は医者でもあった(と思う)。
その彼がこういうようなことも言っている。
「病人に言うんだ。オレが来た以上は大丈夫だ、死にはせん。駄目な時はオレがそういうから、それまでは安心しておれ、と」
これも患者の心に暗示をかけ不安を取り除こうとするものだろう。
かように心、精神力は大事なものであることが知れる。

とはいえ、この世の中、嫌なこと辛いことも多い。
笑ってなどいられるかい!の時もある。
しかし悲観していても何も変わらない。
気分の切り替えだ。
前向きに今日できることをコツコツするしかない。
何かに集中していると余計なことは忘れているものだ。
だから草刈りをした(笑)。
雲の上はいつも晴れている・・・とは誰かの言葉。
何のこっちゃ。