(イメージ画像・webから)
東京五輪が近づいている。
コロナ下、国内外から開催中止を求める声が広がっているが日本政府とIOCは7月開催の予定を変えていない。
IOC副会長でもあるコーツ調整委員長は大会準備のため6月15日に来日する予定らしい。
彼は「緊急事態宣言中でも大会は開催できる」という主旨のコメントをしている。
選手には「コロナ感染リスクは自己責任」なる同意書提出を義務付けるとも。
開催地国が何と言おうと開催する方向だ。
日本(東京都)には悲しいかな開催契約を解除できる条項がない。
日本はIOC帝国の植民地状態である。
だが、意見は申し述べることができるだろう。
国際世論に訴えることもできるだろう。
IOCに対する首相のメンツのため、そんなことはできないか。
「安心・安全」が至上命題ではないのか。
態度を明確にすべきだ。
日本政府が他国に遅れるワクチン接種を急ぎだしたのには五輪開催時までに接種完了したいという思惑があるのだろう。
開催する前提でありIOCへの忖度でしかない。
一体、何のたの、誰のためのオリンピックか分からない。
唯一、楽しめる者がいた。
IOC帝国の貴族たちだ。
高額な予算を食いつぶす日本の「オ・モ・テ・ナ・シ」を楽しむことができる。
既にオリンピックの理念が消失している。
オリンピックは何のために、誰のために開催するのか再考する時期に来ている。
この世では、いかなるものも時間の経過とともに変化するものである。