■麻生発言 外交がとても心配だ ・・・朝日新聞社説
かつて日本は朝鮮半島や台湾を植民地にした。しかし、それは必ずしも悪いことではなかった。麻生外相はそう言いたくて仕方がないかのようだ。
先週末、福岡市での講演で、日本が戦後のアジア各国の発展を支えたと説くなかでこう述べた。
「日清戦争のころ、台湾という国を日本に帰属することになった時に、日本が最初にやったのは義務教育です。貧しい台湾の人々が子どもを学校にやったらカネをやるという大英断を下した」
「結果として、ものすごく教育水準があがって識字率が向上した。おかげで、台湾という国は極めて教育水準が高い国であるがゆえに、今の時代に追いつけている」
思い出されるのは、麻生氏が自民党政調会長だった03年、韓国を植民地支配した時代の創氏改名について、朝鮮の人々が望んでいたかのような発言をして猛反発を招いたことである。
望んでいたのだから創氏改名には問題がなかった、朝鮮人のためを思ってやったことだ。そう言わんばかりだった。
日本の植民地統治の負の部分は素通りして、プラスの側面ばかりを強調する。これでは、植民地支配を正当化しようとする勢力の主張と重なり合って見られても仕方がない。
日本政府は植民地支配を反省し、謝罪を表明している。小泉首相も昨年8月の首相談話で明快に語った。この政府の見解を繰り返し説明し、理解を得る努力をするのが外相の本来の仕事のはずだ。
なのに、国内向けにはトーンの違う発言をし、外国から疑念を招いている。米国の有力紙ボストン・グローブは社説で麻生発言を紹介し、近隣諸国を挑発する愚かしさを批判した。
歯に衣(きぬ)着せぬ「本音トーク」は、麻生氏の政治家としての「売り」のひとつかもしれない。だが、首相の靖国神社参拝にからんで「天皇陛下の参拝が一番」と発言したのに続き、軽率に過ぎないか。日本外交を麻生氏に委ねるのは、極めて心配だ。
麻生氏の講演にはもうひとつ、別の問題があった。「ひとつの中国」という政府の方針に反して、台湾を「国」と繰り返し表現したことである。
米中、日中間で台湾問題はとても微妙な事柄だ。中国が不可分の領土と主張する台湾に「国」の呼称を使うことの意味を、外相が知らぬはずはあるまい。「地域」とすべきところを言い誤ったのだと思いたい。
だが、2日後の記者会見では「国」と述べた発言の報道を否定して、こう述べた。「台湾を国と言ったら問題になるということぐらい、25年間朝日新聞にやられてますから。そんなにバカでもない」
あまりに強く否定するので、こちらも録音を聞き直したら、確かに言っているではないか。口が滑ったというのなら、素直に自らの言葉の不適切さを認めるべきだ。
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だが、心配のしすぎではないか、この一言で終わってしまう社説ですね。
これでは身も蓋も無いので少し朝日新聞社説を検証していきましょう。
まず麻生氏が台湾の教育水準向上について言及していますが、残念ながら朝日新聞は社説で発言を紹介しているだけでコメント頂けてませんのでとても悲しいですね。この日清戦争当時の日本というのは世界が帝国主義であった中で国家として目覚めて間もない国だった訳です。つまり日本は世界からすれば言葉が悪いですが弱小国なわけです。そんな中で日本が力を入れたのは教育なんですね。当時のヨーロッパなどでは一定の身分以上でなければ出世は見込めないなどの制約はありましたが、当時の日本にはそれがありませんでした。そんな教育水準向上の政策が同様に台湾でも行われたんですね。まあ、台湾は親日国家なのでわざわざこんなこと言わなくてもいいのになぁとは思いますが、否定する必要もないと思いますね。
次は創始改名。
麻生氏が講演で創始改名について語ったというのは以下のことなのでしょうか?
なぜいろんなことが誤解されたままになっているか?
平成15年5月31日、東大での講演会で麻生太郎が語ったエピソードに
このようなものがある。
「中国や韓国と外交をするうえで、歴史問題をどうすればいいと思うか」
という質問を受けた麻生氏は、
「歴史認識を一緒にしようといっても、隣の国と一緒になるわけがない。
たとえば朝鮮人の創氏改名の話。
日本が満州国をやる前に創氏改名の話が出たことは一回もない。
しかし、当時、朝鮮の人たちが日本のパスポートをもらうと
名前のところにキンとかアンとか書いてあり「朝鮮人だな」と言われた。
仕事がしにくかった。だから名字をくれ、といったのがそもそもの始まりだ」
と答えた。
これを韓国で言ったところ灰皿が飛んできたという。
そのときに「若い者じゃ話にならない、年寄りを呼んでこい」と言ったら、
韓国のおじいさんが現れて、
「あなたのおっしゃる通りです」
と言ってくれた。その後、講演会の続きで麻生氏が、
「ハングル文字は日本人が教えた。うちは平仮名を開発したが、
おたくらにそういう言葉はないのか、と言ってハングル文字が出てきた」
と言ったらもっとすごい騒ぎになった。
だが、その時もそのおじいさんが、
「よく勉強しておられる。あなたのおっしゃる通りです」
と言って、その場は収まった。
つまり韓国でも、当時を知る老人は正しい歴史的事実を知っているのである。
さて、朝日新聞は「望んでいたのだから創氏改名には問題がなかった、朝鮮人のためを思ってやったことだ。そう言わんばかりだった。」と社説でついに麻生氏の主張を認めた訳ですが、それについての反論は出来ないようですね。さらには朝日新聞曰くプラスの側面ばかりを強調すると仰っていますが、どこかの報道機関はマイナスの側面ばかりしか強調しないので丁度良いと思いますね。
そして最後に麻生氏の発言に噛み付こうとしているのですが、これがまた面白い。朝日新聞は「麻生氏の講演にはもうひとつ、別の問題があった。「ひとつの中国」という政府の方針に反して、台湾を「国」と繰り返し表現したことである。」と社説で書いています。日本政府見解としてもアメリカ同様に台湾は国とは認識しないことを日中間で認めている訳なんですね。ですから普通の日本の新聞であるならば政府見解に反する云々と報道すると思うのですが、朝日新聞は日本の新聞では無いので中国政府見解を打ち出してきます。
そして朝日新聞は麻生氏に国と用いたことについて不適切であると言っていますが、麻生氏の認識も台湾は国家では無いという認識のようですが。これを受けて発言の訂正と報じるところもあるようです。まあ、朝日新聞はNHK番組改変捏造問題など不適切も度を越えるようなことをしても修正も謝罪も行わないようですので、あまり説得力が無いように思いますよ。
そんな朝日新聞に祝電が届いております。
■日本「朝日新聞」、「外交がとても心配だ」と題する社説を発表・・・CRI
11日付けの「朝日新聞」は「外交がとても心配だ」と題する社説を発表し、「首相の靖国神社参拝にからんで、『天皇陛下の参拝が一番』と発言したのに続き、軽率に過ぎないか。日本外交を麻生氏に委ねるのは、極めて心配だ」としています。
この社説はまた「日本政府は植民地支配を反省し、謝罪を表明している。小泉首相も昨年8月の首相談話で明快に語った。この政府の見解を繰り返し説明し、理解を得る努力をするのが外相の本来の仕事のはずだ。なのに、国内向けにはトーンの違う発言をし、外国から疑念を招いている。米国の有力紙ポストン・グローブは社説で麻生発言を紹介し、近隣諸国を挑発する愚かしさを批判した」と述べています。(02/11)
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おめでとう御座います!朝日新聞さん!これがマッチポンプというやつなのですね?!
このような新聞が日本のメディアとして君臨していることが非常に心配です。
つまり、自作自演。
すぐ、バレる事をやって遊んでいるんでしょう。(笑)
これは目が離せませんね!