とろとろしたブログ

なんとなくとろとろとしたゲームヲタクが最近のニュース等を取り上げ、
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【新党】国民新党って縁起が悪くない?それともわざと?【解散】

2005年08月18日 | 国内問題

「国民新党」結成会見の要旨・・・Yahooニュース
綿貫民輔元衆院議長が17日、「国民新党」の結成に当たって行った記者会見の要旨は次の通り。
 先の通常国会で小泉純一郎首相は「郵政は今国会の本丸である」と言い、後半国会は郵政専門の国会となった。先を急ぎ、強引な手法を用いて(郵政民営化法案が)国会に提出され、参院で否決されて廃案になった。当然、党とさらに十分な話し合いをして出し直されると思っていたが、いきなり解散という形で総選挙を迎える。誠に不当であり残念だ。憲政史上かつてなく、憲法にも反する。
 解散に突入した以上、堂々と戦う。反対した37人に自民党は公認を与えなかった。信ずることを堂々とやった者を自民党からはじき出すやり方は断じて受け入れられない。執行部のやり方に強い反発の気持ちを覚える。刺客と称して自民党の同志に対抗馬をどんどん立てる。座視するには忍びないという気持ちで立ち上がった。
 郵政賛成か反対かだけで(選挙を)やるなら国民を無視したものだ。(われわれは)郵政にも絶対反対とは言っていない。十分国民のためになる方向であれば取り上げてもいいが、年金は極めて深刻な問題だ。地方は相変わらず低迷を続けている。経済財政諮問会議のメンバーに農村、中小企業の代表は誰も入っていない。そこでつくった政府案がまかり通る。郵政と同じ手法で政治が行われたならば、日本の議会制民主主義は崩壊する。密室でつくった政策を押し付けることのない政治を行うため先兵として頑張りたい。(了)
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 個人的にはまさかまさかの新党結成。新党結成と聞きますとフレッシュと言いますか、若い力などがイメージされるのですが、そんな言葉とは全く無縁な人達によって結成されました。その名は「国民新党」。郵政民営化を公約に掲げた小泉首相を支持して当選しておきながら郵政民営化の議論が進むと途端に法案とは関係の無い内容で反対するという国民を騙した政治家達に「国民」の名前を使って欲しくなかったですね。どうせなら開き直って利権保護党とやったほうが漢と呼べたのですけど。そもそもこの「国民新党」というネーミングがいけませんね。「新党」という言葉が入るとなんだか期待感を持たせるような考えがあったのかもしれませんが、「日本新党」や「新党さきがけ」などの「新党」という言葉が入った政党の末路はどうなったんでしたっけ?

 さて、新党結成についてお言葉が表明された訳ですが、郵政民営化について明確な反対表明を行っていません。なんだ、こいつら?など思ってしまうわけですが、ここで郵政民営化反対を謳ってしまうと小泉自民党の思う壺、抵抗勢力にされてしまうという判断があったのでしょう。無駄でしょうけど。また、この声明から衆議院解散に対してかなり根に持っているようです。あれだけ予告したのに覚悟を決めていなかったと高らかに宣言されてます。そりゃ、その手法に対して賛否両論あって良いと思います。決して適切なものではなかったかもしれません。しかし・・・


第7条(国事行為)
天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。


 衆議院解散については上記日本国憲法第7条を元に形式的に天皇陛下が行うことができますが、実質的には内閣が権限を保持しているという解釈になっています。だから小泉首相が内閣を集めて解散協議を行った訳です。今までその手法を取った首相がいないだけで民主主義に則っていると思いますが。事実上の国民投票で郵政民営化の是非を問おうとする首相の姿勢に密室政策は感じません。言うなら法案について突っ込めば良かったのに。そこがこの人達のミスだと思います。

 また、反対派の平沼氏や野田聖子氏などは新党参加を見送りました。まあ、抵抗勢力の看板が確定している政党に入ってしまえば未来は無いと判断したのでしょう。この人達は当選後の自民党公認を狙っている訳ですから。

 そんな新党結成ですが、巻き添えを食らっているのがこの人。

「辞職するのが筋」 新党参加の民主・田村氏に岡田代表・・・朝日新聞
民主党の岡田代表は17日、国民新党に加わるために民主党に離党届を提出した田村秀昭参院議員(比例区)について「田村氏は比例で当選しているわけだから、議員辞職するのが筋。そうでなければ党としては厳しい処分をせざるを得ない」と述べ、離党届を受理せず、除名などの処分を行う可能性を示した。
 一方、田村氏は記者団に対し「比例と言っても党名だけじゃなく、名前も書いてもらっている」と述べ、議員辞職する考えのないことを強調した。
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 別の記事では「もともと民主党にはいたくなかった」とまで言われる始末。まあ、ジャスコの兼職疑惑で筋を通さなかった岡田代表はとりあえず自分の筋を通しなされ。