昔からやけど、
ドラマの登場人物が優しかったりすると心の中で
「や”ざじい”」(やさしいの更に上の意)
ってなる。
表層的な優しさも内にに秘めた優しさもどっちもくる。
つい最近は心の鎧みたいなものがぶっ壊れていた最中だったのものあり、
良くも悪くもドラマや映画などの作品から受ける優しさやダメージもストレートに最大限に受けるようになっていた。
今回はそれが良い方に作用し、
先日のドラマ
「ハルとアオのお弁当箱」
での中島ひろ子さんの演技にものすごく優しさを感じた。
普段からいろんなドラマを観ているのもあり、
十数年前に記憶力がえらく落ちてそっから少しずつ回復して来て、また数年前からまた落ちてきているので(今回のは加齢なんかな)
観ても少し経つと結構忘れてる事があるがこのシーンは未だに頭に残ってる。
どうやら感情が大きく動いた時の記憶ほど定着しやすいと言われれているのは本当らしい。
”自分を客観的に見るように。”
そう思うようになってからどこか映画やドラマを観ていても入り込めてないような感じがしてて、
できもしないのに割と批評的に観ていた面があった。
「良かった」「まぁまぁ」「なんかなぁ…」の3パターンくらいで。
うち「良かった」に関しても入り込めてないから「良かった」っていうくらいの評価以上の事はなかなか起こらず、
時々ふと疲れてる時や落ち込んでるときなどに観るとそういう心の鎧なしゆえの入り込みができるゆえ評価が5パターンくらいに増える。
まぁそもそも無性に映画が観たくなる時は現実逃避希望の状態なので、
作品選びだけしっかりすればものすごく良い現実逃避ができるし、心のチャージもできる。
そこで作品選びに失敗するとその後のリカバーが大変。
以前、書いたかどうか忘れたが
「生きてるだけで愛」を観た後、「愛がなんだ」を観に行って心がグワングワンになったのを思い出した。
観るジャンルとかも大事やと思ってる。
「ガンガン心揺さぶってくるようなミニシアター系の映画はないのか」
「全国300以上の映画館で上映!みたいな大作がええな」
「そろそろ押し付けがましくないような感動作が観たい」
「柄にもないがなんかファンタジー系が観たい」
そう思いながら公開予定の映画のリストをネットで見ている。
2020年に公開予定だったが延期された映画も結構あってそれらの映画の公開日が決まってないのを見ながら
以前のように
「映画観に行きすぎて金使いすぎた…」(主に交通費がかかる…特にミニシアター系観に行く時に)
って思ってないないことになんか寂しさを感じてる。
(むしろ今は家にいることが圧倒的に増えたので買いに行けないことが増えてネットで注文したことでお金かかっている)
おそらく最近の心の鎧がバキバキに壊れてしまった要因として現実逃避不足っていうのもあったんだろう。
そして永らく自分を超インドアな人間だと思っていたがそこまででもないのかもしれない。
映画を観に行くということで映画を観るという目的の他に外に出かけるという思ってもみなかった目的も自然に達成してたんやと思う。
新しく趣味を見つけたいがそもそも何年も前から趣味自体全然見つからないのでそれが問題なんやけど…
いつの間にか映画が趣味のようになっていたのかもしれない。
インドアな趣味…
見つかる頃には以前のような日常に戻ってるやろうなぁと思いたい。