BS松竹東急の山田洋次特集で
「故郷」(1972年映画)を観た。
民子三部作の2作目。これも観たかった作品。
瀬戸内海の小島、倉橋島に住む精一、民子の夫婦は小さな古い砂利運搬船で石を運び、生計を立てていた。しかし、船のエンジンの調子が悪く、さらに荒れた海に出た日に船体も壊れてしまう。すでに耐用期間も過ぎた船体の修理には精一にとっては多額の費用が必要であった。今後の生活を悩む中、尾道市向島にある造船所を見学し、故郷を捨てる決心をする。
ただ、故郷で親を看ながら真面目に好きな仕事をして暮らしていきたいだけなのに、それが出来ない切なさ、、
「時代の流れ」とか「大きいもの」には勝てないって言うが、「大きいもの」って何なんだろう、、と精一が悔し涙を流す。
井川比佐志さん、名脇役としてお馴染みですが、主演ですね。改めてじっくり見せていただきました。
時代の流れとともに消えていった石船、
ドキュメンタリータッチで描いたいい映画でした。
「民子三部作」の3作目は高倉健との「遥かなる山の呼び声」。
これはもう何回も観ました。たけし役の吉岡君がよかった!
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