柔軟性

やはり物事突き詰めると言っても、
いざという時に臨機応変な対応ができる
柔軟性は必要不可欠であると思います。

柔軟性とは、その場その場で機転を効かせて
素早く対応出来ることや、
色々な場面に臨んでその変化に応じて
適当な対応が出来る性質のことです。

柔軟性のある人はイレギュラーな場面、
例えば退場で一人少なくなったとか、
そういった時にも臨機応変に対応できます。

あらゆるシステム、戦術に
すぐに対応できるという事は、
常に即戦力としての価値を求められます。
即戦力というのは、
例えば監督が代わって戦術など戦い方が変わったら
混乱してまともに動くことが出来ない選手ではなく、
戦い方が変わってもすぐに動ける選手です。

そういう選手は無駄な時間を生まないので、
チームからは常に重宝されます。
逆に変化にすぐに対応できない選手は、
常に一定の無駄な時間を生むので、
起用される優先度が下がります。

また、柔軟性がある人は
目的を達成しようという意志の強さは
頑固な人と変わらなくても、
達成に至るためのアプローチ方法には
こだわらないことが大切だと知っています。
今のやり方ではうまくいかない、
ということが分かれば、
別の方法を試そうと早く頭を切り替えます。

サッカーなら目的はなんでしょう？
もちろん勝つ事。そのためには点を取る事です。
そこへのアプローチを突き詰める事も
もちろん大事ではあるのですが、
いくらやっても結果に結びつかない、
あるいは研究されつくしてしまった時に
柔軟性というのがカギを握ってきます。

うまくいっていないのに漫然と
同じやり方を続けるのに比べて、
損失を最小限にとどめることができるでしょう。
目標達成への手段にこだわらないので、
想定外のトラブルにも融通をきかせて
対応することができますし、
思い込みを捨てる努力をし、必要とあれば
未知のことに果敢にチャレンジし可能性を探ります。
軌道修正にためらわない勇気こそが
柔軟性を持つ人にある気質です。

同じ戦い方を繰り返して
突き詰めることも大切ですが、
視野を広げて新たな可能性に
目を向けることも大切です。
柔軟性があることでバリエーション豊かな
戦い方ができますし、
戦い方に選手を当てはめるのではなく、
その時にいる選手に一番適した戦い方を
チョイスする臨機応変さも生まれます。

近年、例年通りの失速を繰り返したのは
それが大きな原因だと思います。


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