ゲーフラ職人の青赤徒然観戦記

東京の事を中心にいろいろ突き刺してます(笑)
ついでにマンガも描いてます(笑)

契約満了の6ヶ月前から交渉可能

2024-07-05 17:15:00 | 日記
Jリーグの移籍ルールに
「契約満了の6カ月前からどのクラブとも契約交渉可能」
というものがあります。

つまり、通例だと契約期間は1月31日までが
多いですから、
半年前、7月末から契約満了に向けて
所属クラブ以外とも交渉ができるわけです。
※但し移籍金が発生する場合はその限りではありません。
 2019年に某名古屋に移籍した選手みたいに。


クラブとしては0円で移籍されては
たまったものではないので、
その解禁時期を迎える前に
延長に関する下交渉を行ったり、
もしくは契約を結び直して
契約期間を延ばしたりします。

近年報道に出た例ではおでんさん。

森重が契約2年延長「東京でもっと成長」

2014年のシーズン終了までだった契約を
その年の夏、つまり解禁前に2年延長しました。
ちなみにその後2016年オフには2019年まで契約を延長しました。

主力選手の確保、0円移籍阻止の為には
複数年契約を結ぶのが最善と言えますが、
J2以下の台所事情の苦しいクラブにしてみれば、
複数年契約を提示することはなかなか難しい事です。
近々の予算に見通しが立たない状況では、
複数年契約をする事で
「不良債権」につながるリスクもあるからです。
※某名古屋に移籍した選手みたいに
だからJ2から選手を引き抜く際は
シーズン中に獲得してあげると
移籍金も発生して、
クラブの経営を助けるという意味で
移籍することが移籍元クラブの為になる場合もあるのです。

こうなると東京のように
監督がコロコロ代わるクラブはとても難しいです。
戦力の確保がフロント主導にならざるを得ず、
その結果新監督の意向に
合わない選手構成になってしまう。
かと言って選手とは複数年契約を結んでいるので
変に契約を解除できない。

契約満了のお知らせは基本的にシーズン終了後に
リリースされますが、
実際には下交渉が無かったりなどで
そのだいぶ前には分かっているものなのです。
勿論、移籍を考えている選手は
下交渉と並行して移籍交渉も行っているはずです。

それと並行して監督の意向を最大限汲んで
来シーズンのチーム編成に向けて
動いているものなのです。
2018年ごろは明らかに
意向に合っていないと見える選手も
複数名いたのは間違いありませんが、
その後はより監督の意向に沿った
選手構成となったのはよく分かりますね。
なので新監督を迎えて臨む今シーズンは
ある程度現有の選手は残しつつ、
そこから監督の意向やスタイルに沿わない選手を
ふるいにかけていく作業が
キャンプの時点から始まっていたでしょう。

満了となるけど、敬意を表して
移籍先が見つかるまでリリースしないのもそれにあたります。
おそらく青木はそのパターンで行くはずが
決まらなかったという風に思います。

なのでシーズン後半に明らかに
パフォーマンスが落ちたり、出番がなくなったら
相当怪しいと思ったほうがいいでしょう。

今年はその心配をせずに済むのが一番ですが。