森林セラピーのオープニングセレモニーで、C.W.ニコルさん(黒姫の赤鬼というのだそうな)のお話を聞きました。感動、感動。子どもの頃のおばあちゃんの子育て方針、1人で森へ行く事を課題に与えられて、自然を学び、強い生き方を獲得する。熊が住む自然豊かな日本を、ふる里に選ばれたのだ。
自然の力を誰よりも実感しているからこそ、森を破壊する行為を許せない。砂防ダムや三面コンクリートの谷に心を痛め、森を守りたいと願っておられる姿にたくさん学びました。
イギリスのウェールズ出身。おとうさんを戦争で亡くされたからね『戦争はだめ』とおっしゃる。産業革命で森林が切り倒され、森林面積がわずか5%しかないという中で、唯一残ったのが貴族の森だとか。そんなウェールズに招かれて何十年ぶりに帰郷したら、60%にまで森林が回復していたとのこと。 森の持つ生物多様性等々、一つずつ「うんうん」とうなずきながら、聞かせてもらった。吉野町の宝物の自然を大切にしたいとつくづく思う。
私たちのサロンが活動し始めて丸3年。24年度は、23世帯で延べ参加人数192人。役員会を含めると230人を越えている。1年間で36000円の補助金をもらいました。講師先生を招いて体操したり、歌ったり、合奏したり・・。楽しいことをいっぱいさせてもらいました。集金額の総計は、いただいた額の3倍以上。でも、満足感たっぷり。サロン活動後、今まで余り親しくなかった人達ともわいわいがやがや、顔を合わせれば井戸端(道ばた)会議。明るい笑い声が聞こえたら、その輪に入りたくて家を出ます。昔のつながりが戻って来つつあることがうれしい。そして引きこもりにならずに済むし、介護予防になります。町内で取り組みがいっぱい進めば、みんな元気で生きてることが楽しくなると思うのですが・・。起業だけでなく、福祉の町づくりにももっと支援してほしい。