水割り3杯の雑談

毎日、夕方6時を過ぎる頃、台所のテーブルで書いていたエッセイをブログに。足元にはエサをねだる愛猫が。私は68歳。

野菜

2010-02-22 22:51:22 | Weblog
祖父は毎朝庭の畑から取って来たチシャ菜(レタスに似た葉野菜)を食べていた。祖母も他の家族もその皿には箸をのばさないというか、敬遠している感じがあった。立原正秋は作品の中で、「レタスなんて山羊の食い物じゃないか」と登場人物に語らせているが、要は祖父以外のみんなにとっては、不味い菜っ葉だったのだろうが、5歳の私は時々1枚だけ貰ったりした。 むろんチシャはアウトだったが、マヨネーズが美味だったからである。 やがて戦争でマヨネーズは卓上から消えるが、祖父はその後も塩をふりかけるだけでチシャを食べ続けた。現在の私はレタス類を食べるのは焼肉のときだけだ。  昼食にトマトジュースを飲み続けて16年(朝の豆乳は32年)が経つ。だからというわけではないが、朝食のサラダ皿の生トマトは食べてもヒトクチかフタクチ。 とにかく最近は市販のドレッシングが数多く、家人が買ってくるのか、娘が買ってくるのか、冷蔵庫だけでなく、玄関横の階段(物置的に使用している)にも、内容不明の壜が並んでいるが、祖父の遺伝か、私の味覚は野菜サラダのソースの基本はマヨネーズだ。 大事なのがもう一味で、ポテトサラダは練りワサビ、もうひとつ試していただきたいのが、ブロッコリーに味噌マヨネーズだ。甘い白味噌を使って、練り辛子を少々。これ不思議にブロッコリーだけに似合う。 いろいろあるけど、野菜って旨いね。