水割り3杯の雑談

毎日、夕方6時を過ぎる頃、台所のテーブルで書いていたエッセイをブログに。足元にはエサをねだる愛猫が。私は68歳。

ゆめ

2010-05-31 22:47:22 | Weblog
「夢に出てくるものは、すべて今までにどこかで見たもの」というのは次女の考えであるが、これには反対される方が多いだろう。 たとえば、富士山に登ったことのない人が、富士に登り、山頂で御来光を拝む夢を見るのは、テレビなどで観た登山道や山頂の様子が脳の片隅に蔵われているからだと、ここまではわかる。 しかし、全く見たこともない場所が、夢にしばしば出てくるのはなぜか? 「それだって、いつかどこかで見ているはず」というのが次女の主張で、これも一方的には否定できない。というのは、夢は合成写真的である場合が多いと思うからだ。 合成写真なら無限の絵が創れるし、夢は無限の絵画であるだろう。 どこかで見たもののいくつかが1ツの画用紙に描かれ、それが複雑に並んで、ワケのわからぬ絵になることは、有り得るのではないか。 夢の研究がおおいに進んで、病気の治療に役立たないかと思うのだが無理なのだろうか。 それができれば、たとえば鬱病の治療などに大きな効果がある気がする。 「そういう薬が発明されたら、その製薬会社の株は連日ストップ高になる」と私が言ったら、家人が「それは悪い人ものむから、どうかしら?」と応えた。 なるほど、それもそうだ。  テレビもラジオも放送しなかったが、東京六大学で慶應が(11季ぶり、最近の5年間優勝無し)優勝した。いま午後6時半、東京・銀座は大騒ぎだろう。 私も(大学の卒業証書はないが)一時期を慶應義塾に学んだ。 慶早野球戦に勝利したときの銀座の夜は、今夜の夢に出てきてほしい懐かしさだ。

5月30日

2010-05-30 22:31:04 | Weblog
週4回の雑炊昼食のおかげか、日曜日の娯楽ランチ(冷やし中華で、よい味に仕上がった煮豚がのっている)が半皿分しか食べられない。 そう簡単に胃袋が小さくなるとは思えないのだが・・・・。   2時からは六大学野球の慶早戦。 慶應が勝てば11季ぶりのV(つまり、もう5年も天皇賜杯を手にしていない)。 監督も江藤省三さんに代わって、彼はプロ経験第一号の指揮者だ。3時からは競馬があるので、1時間だけ観たが、前半で1対3。 印象としては華々しい打ち合いにはならず、ムードは負け戦だった(結果は2対4で敗戦)。明日、斉藤祐樹君を打てるか。  競馬は日本ダービーで、Vピサとペルーサが断然人気で、今までのレースの録画などを観れば頷けるが、この2頭(馬連で3倍)を買うのは大金持ちの人達で、私は、絵にすれば、100円玉100枚をテーブルに積んだ形の2本建て。 1ツは2強にもう1頭を加えて3連複で、もう1ツがいつものスポニチ小田氏の推すエイシンフラッシュからの馬連流しだ。 結果は小田記者の名推理が的中して、配当は167.2倍。いや、本当に小田さんはありがたい。 昨日も今日も福島瑞穂デーである。 スジを通して連立も離脱、というのはカッコよく、拍手も起こり、7月の参院選の票も増えるだろう。 でも私が思うのは、福島さんも鳩山さんも、政権そのものも追い込まれているということだ。 追い込まれるとは、イコール、「結果として・・・辞める・投げ出す+そのタイミング」に繋がっていくから、鳩山退陣も、・・・今夕はこの辺にしておこう。 儲けは小さくともダービーは当てたし、明日の慶早決勝も愉しみだ。 次女が散髪に来てくれて、頭もサッパリとしているし、晩酌の友はマウンド上にアジフライ、キャッチャーがコンニャクの味噌田楽で、もずく酢と生さつま揚げが三遊間を固めている。

プラス1

2010-05-29 23:20:54 | Weblog
井上ひさしさんは或る時期(中学生頃か)、キリスト教が運営する施設から通学していた。井上さんの持って行く弁当にはゴハンと大きなソーセージが1本入っていて、ソーセージは当時ゼイタク品で、級友達から羨望の目で見られたそうだ。 しかし井上さんは仲間達の弁当がたとえばメザシと芋の煮つけとタクアン2切れであっても、そこには家庭の香りがあったというようなことを書いている。 先輩A氏のオタクで家人と2人で夕食を御馳走になった。「近所においしいお鮨屋さんがあるの」とA氏夫人が自慢げだった。鮨が届く前にA氏と私は刺身盛り合わせの鉢で酒を呑んだ。私が鮨(ゴハン)では酒が呑めないことを、何かの機会に話したことがあって、それを憶えていてくださったわけだ。 やがて鮨屋の出前が届いて、場所も、居間から食堂に移ったが、そこにはA氏夫人手製の茶碗蒸し、漬物サラダも用意されていた。 「巧いなぁ」と私は感心した。「出前の鮨だけでは淋しいから、何をプラスするか」は、その家の主婦のセンスの問題だが、私には、あの日のA氏夫人のことが強く印象に残っている。 3日目の昼食で、例の50キロカロリー雑炊の梅しそに本物の高級南高梅干を半粒分入れてみたら、これが大成功というか、久しぶりに旨い雑炊になった。そこからヒントを得て、今日は野沢菜雑炊にナスのペチャンコ漬(醤油・みりん味)のキザミを入れたら、これまたOK。 カロリーを考えても10か20増えるぐらいだろうから、今後の雑炊作戦、飽きが来てやめないように、それぞれの(雑炊のもとは6種類ある)プラス1をみつけたいと思っている。

雰囲気

2010-05-28 22:18:28 | Weblog
橋本龍太郎さんは江戸時代の大きな呉服屋の放蕩息子の顔をしている・・・と言ったのは、たしか野坂昭如さんではなかったか。 暴力団の親分達が何人か集まったとき、中に一人、話のわかりそうなのが必ずいるもので、古賀誠さん(昨年の選挙の前に、東国原知事を口説きに行って失敗した御仁)が、その顔だ・・・とは誰の言葉かわからぬが、これは巧い。 橋龍さんも古賀さんも、要するに印象とか雰囲気ということで、なるほど言われてみればそのとおりである。  職業の顔というのがあると思うが、俳優の前田吟さんは、典型的な八百屋さん顔であり、そのことから、私は、前田吟さんに似た八百屋さんは数多いはずだと考えている。 途中入社でまだ友達の少ない頃、「よぉ、おたく酒呑むの?」と声をかけてくれる最初の人、それが大泉洋さんだ。この人、『龍馬伝』でも好演しているし、ケイバのCMにも似合っている。 駅でもデパートでも、公衆トイレに入ると、たいていの場合、先客がいる。そしてその先客の顔が、若林正俊さんであることが多い。参議院の本会議場で、臨席の青木幹雄氏の投票ボタンを押して、議員を辞めたあの御仁だが、公衆トイレに入るとホントにいる。  ドラマ『相棒』の鑑識係役の六角精児さんを見て懐かしかった。昔、早め(午後4時頃)の銭湯に行くと、近視なのにメガネ無しの兄ちゃん(試験浪人生だろうか)が天井を見ながらボーッとしていた。 そういう人達の顔の集約が六角さんである。  いま日本でいちばん元気なのが福島瑞穂さんであるが、彼女の前世は間違いなくバスガールだと思う。 昔の路線バスの女車掌さんは、ほとんどが短躯で、ガッシリ型。客の切符を切るときに、クルマの揺れに抗するべく脚を踏ん張るのだが、その踏ん張るときの表情が、今日の、瑞穂党首と同じだった(余計なことだが、連立脱退は社民党にとって選挙の得だと思うが)。

自分だけで~

2010-05-27 19:39:38 | Weblog
この世には「自分だけで出来る仕事」というのがあって、たとえば芸術家がそうだろう。しかし、普通人は多くの場合、何らかの組織に入って禄を得ることになるから、自分だけで出来る仕事というのは限られた範囲の話になる。  自動車部品メーカーの購買課にいた頃の私の第一の仕事は、下請会社の親爺さんと親しくなる(人間関係を築く)ことだった。いざというときには徹夜も休日出勤も頼める仲になることだった。 そのために私は、下請会社の要求を呑むことより、約束を守ることを重んじた(今回のA部品の価格は安いが、次回のB部品は値幅に余裕があるので・・・といったこと)。 それが私だけで決められる範囲(仕事)だった。それ以上のことは上司に相談したし、もちろん部下にも助けてもらった。 もう1ツが、酒席だった。下請のオッチャン達との酒の付き合いが、どれだけ私のン厳寒期の構築に役立ったことか。   「辺野古反対など、いろいろ言うのは(閣内にいて)鳩山さんの背中に鉄砲を撃つようなもの」と河野太郎氏が言い、「沖縄へ行ってアレコレ掻きまわして火をつけている」と民主党議員からも非難集中の福島瑞穂党首。ま、マスコミは「政権離脱は?」などとおもしろがって冷やかしている(低レベルのことだと)が、私が不思議なのは、福島氏一人、あるいは社民党一人で何ができるか、である。 考えてみても何もできないことは、頭の悪い私にだってわかるのに。 でも、昔から、お祭りでもないのに妙にはしゃぐ女ってダメだったなぁ。明日の閣議がどう出るか。 いや、これも野次馬的興味の小事だけど。