第27回決勝大会
(23号:2011年11月28日)
昨日の岩国市と柳井市で行われた県決勝大会の余韻が抜けません。さすが、どのチームも地区予選を勝ち抜いてきただけあってすばらしいゲームばかりが続きました。特に、女子の決勝戦では延長、延長と2度の延長の末、1点差で優勝が決まりました。本当にどちらが勝ってもおかしくないゲームでした。この試合に限らずどれも緊張したゲームが続きました。観客席で応援していた保護者の方々も、勝っても負けても子供たちの活躍には満足したのではないかと思います。
子供たちがすばらしいゲームをする裏にはやはりそれを支える指導者や支持母体の人たちの不断の努力(教育的配慮)があってこそと感じました。
いくつかその点で気づいたことを述べてみたいと思います。
① 試合の前には両チームのベンチの人もみんな立って礼をします。その後、両チームのコーチは再度目を合わせて互いに健闘を誓いながらの礼となります。ここまではほとんどのチームがやっていることです。みんなが起立したとき観客席を見ると、あるチームの応援団の人たちもみんな起立、ベンチに合わせて一緒に礼までしています。ベンチと応援団は一体となっていました。
② これも観客席の話です。あるゲームで観客席を見ていると、果たしてこの一団はどちらのチームの応援団かわかりません。どちらのチームの子供でもいいプレーが出たら一斉に大きな拍手なのです。自分のチームだけではなく相手のチームの子供も褒める余裕があることに感心しました。
③ ロビーでは子供たちが自分たちの出番を待っています。最近では各チーム、低学年の子もたくさん所属しています。その中で、上級生が下級生を指導したり助けたりしている姿をたくさん見ました。チームの中での異年齢集団での助け合い、教えあいができていました。チーム内での人間関係づくりも大人の大きな責任になっています。
④ 実はこの度の決勝大会では一度もコートでプレーをすることのない選手がたくさんいました。それは大会のお世話をしている地元のチームの子供達です。テーブルオフィシャルで時間や得点の管理をしたり、コートをモップで拭いたり、HP用のスコアーをつけたりと本当に大切な仕事を嫌な顔もせずやってくれました。日の当たる場での活躍だけが子供たちの成長の場ではないことを指導者が理解しているからだと思いました。また、地元チームのお母さんたちもそのお手本を見せてくれました。みんなに感謝です。
⑤ 最後にコーチのことです。ある選手があるプレーを試みるが相手のボールとなりました。その直後タイムアップのブザーです。戻ってくる選手にコーチが掛けた言葉は「おまえ、うまいのう!」。その言葉が子供を育てています。もうひとつ、初めに書いた延長戦のゲームでのこと。延長になるたびに両コーチは笑顔で選手をベンチに迎え、次の3分間に向かって勇気づける言葉の数々。子供たちが伸び伸びとプレーをしたのは言うまでもありません。
(23号:2011年11月28日)
昨日の岩国市と柳井市で行われた県決勝大会の余韻が抜けません。さすが、どのチームも地区予選を勝ち抜いてきただけあってすばらしいゲームばかりが続きました。特に、女子の決勝戦では延長、延長と2度の延長の末、1点差で優勝が決まりました。本当にどちらが勝ってもおかしくないゲームでした。この試合に限らずどれも緊張したゲームが続きました。観客席で応援していた保護者の方々も、勝っても負けても子供たちの活躍には満足したのではないかと思います。
子供たちがすばらしいゲームをする裏にはやはりそれを支える指導者や支持母体の人たちの不断の努力(教育的配慮)があってこそと感じました。
いくつかその点で気づいたことを述べてみたいと思います。
① 試合の前には両チームのベンチの人もみんな立って礼をします。その後、両チームのコーチは再度目を合わせて互いに健闘を誓いながらの礼となります。ここまではほとんどのチームがやっていることです。みんなが起立したとき観客席を見ると、あるチームの応援団の人たちもみんな起立、ベンチに合わせて一緒に礼までしています。ベンチと応援団は一体となっていました。
② これも観客席の話です。あるゲームで観客席を見ていると、果たしてこの一団はどちらのチームの応援団かわかりません。どちらのチームの子供でもいいプレーが出たら一斉に大きな拍手なのです。自分のチームだけではなく相手のチームの子供も褒める余裕があることに感心しました。
③ ロビーでは子供たちが自分たちの出番を待っています。最近では各チーム、低学年の子もたくさん所属しています。その中で、上級生が下級生を指導したり助けたりしている姿をたくさん見ました。チームの中での異年齢集団での助け合い、教えあいができていました。チーム内での人間関係づくりも大人の大きな責任になっています。
④ 実はこの度の決勝大会では一度もコートでプレーをすることのない選手がたくさんいました。それは大会のお世話をしている地元のチームの子供達です。テーブルオフィシャルで時間や得点の管理をしたり、コートをモップで拭いたり、HP用のスコアーをつけたりと本当に大切な仕事を嫌な顔もせずやってくれました。日の当たる場での活躍だけが子供たちの成長の場ではないことを指導者が理解しているからだと思いました。また、地元チームのお母さんたちもそのお手本を見せてくれました。みんなに感謝です。
⑤ 最後にコーチのことです。ある選手があるプレーを試みるが相手のボールとなりました。その直後タイムアップのブザーです。戻ってくる選手にコーチが掛けた言葉は「おまえ、うまいのう!」。その言葉が子供を育てています。もうひとつ、初めに書いた延長戦のゲームでのこと。延長になるたびに両コーチは笑顔で選手をベンチに迎え、次の3分間に向かって勇気づける言葉の数々。子供たちが伸び伸びとプレーをしたのは言うまでもありません。