vol.255 原発事故により、ヤーコン茶原料の産地が問題になっています

2011年10月19日 | Weblog
ヤーコンの産地が福島県の周辺に多い事から、ヤーコン茶原料の産地が問題になってきました。
最近、ヤーコン茶の原料となる乾燥ヤーコン葉の産地の問い合わせが増えてきました。
来週も関東から、バイヤーの方が弊社に来られます。今だったら原料手配は間に合います。

弊社でもこれまで国産とだけ表示をしてきましたが、今後は産地名を入れることになりそうです。
なぜなら放射能の問題は今年だけの問題ではなく、長く尾を引くと考えられるからです。
中にはお茶だけでなく麺にもヤーコン葉を入れているところがあり、芋か葉かの表示も必要です。

折角時間をかけて産地形成を図り、地元の特産品として定着していますのにこの有様。
栃木、茨城、福島、山形、秋田、青森、岩手と産地を廻りましたが、
ヤーコン茶はどこでも売られていました。今後は風評被害を含めて売れなくなることでしょう。

私がいつも大切にしている習慣の一つに「危険を予知し対策を立てる」があります。
既に思考回路が出来上がっていて、交通事故に至るまで危険から遠ざかる事が出来ます。
これもお世話になった元の会社で、危険予知訓練の場で徹底的に鍛えられたお陰です。

「原発は安全で最も安いエネルギーだ。電気料金も一番安い」と私たちは洗脳されてきました。
しかし、結果的には一番高いものとなりました。一度事故を起こせば弁解できません。
ヤーコン事業にとっても他人事ではありません。改めて放射能の深刻さを感じています。