vol.119 「食糧自給率の向上と農業の再生に貢献する」それが私の生き甲斐です

2007年07月27日 | Weblog
農家の長男に生まれ、土にまみれて働く厳しさと収益力の乏しさを存分に見て育った私です。
メーカーでの製品開発体験を、農家の助けになることで生かしたいと、常々考えてきました。
たまたま出会ったヤーコンは、魅力ある食材であり、展開性に富む食材であると興味を持ちました。
そして「ヤーコンは食糧自給率の向上、更に農業を甦らせる食材だ」との結論を得るに至りました。

「これまでの農政は間違いだらけである」と長期に亘り矛盾を感じていました。
耕地(田)の大規模化を日本全国で進め、大規模経営農家を育成してきました。
農協を頼りに全国の市町村に、農産物の加工場を一律に作ってきました。
しかし結果は、米余りで減反に追い込まれ、食糧自給率は下がる一方でした。

至る所にある休耕田は水はけが悪く、ヤーコンのような球根類は育たず、小麦や大豆なども
水はけの良い場所を好みます。画一的に作った農産加工場は殆ど利用されていません。
頼みにしていたはずの農協は銀行業に精を出し、営農を放棄して農家の助けになりません。
国の補助金で作った加工場は勝手に別の使途に転用することはできないようです。

ヤーコンは工業用原料としても有望な収穫量の多い根菜です。
ヤーコンは小麦粉の繋ぎ役(架橋剤)として有望で、麺やパンの中で存在価値を発揮します。
飲料分野では果汁に代わる役割を果たし、特に豆乳と一緒になることで生存権があります。
つまりヤーコンは小麦及び大豆の生産増大を促し、農業再生の原動力となり得ます。

ヤーコン、小麦、大豆の大規模生産を促すには、ヨーロッパ並みの国の助成が必要でしょう。
また、一次産業を軽視したり、食糧自給率低下を問題視しない国政では絵も描けません。
農業政策も、農協を通して進めるこれまでのやり方では農業の活性化はできないでしょう。
「表題に掲げた課題をヤーコン、小麦、大豆の大規模生産で成し遂げる」
それが今の私の生き甲斐となっています。


vol.118 国のトップが女性になれば世界はよくなると思います?

2007年07月20日 | Weblog
これまでイギリス、インド、インドネシア、今はドイツ、フィリピン、やがてアメリカが
女性リーダーになりそうです。フランスももう少しで女性大統領が誕生するところでした。
主要国のトップが女性になれば、戦争も少なくなり平和に向かうのではないでしょうか。
ただし、同時に半分ないし1/3が女性リーダーにならないと、男性に勝てないでしょう。

選挙も終わりに近づきましたが、言葉と仕草で相手を罵倒する場面が多くありました。
男は生まれながらに攻撃的、好戦的です。力で家族を守り、国を守ろうとします。
仮に女性党首同士の政策論争だったらどうなるかと、想像を逞しくし楽しんでいました。
少なくとも女性問題はなくなり、お金に汚い権力志向の政治家は減るでしょう。

私は製造メーカーで働きましたので、男社会しか知りません。
会社を興してから、器量の大きい活動的な女性達と出会い女性観が一変しました。
世界に女性リーダーが増え、話し合いで解決する社会がくれば、軍縮も進み、
地球の温暖化を含めた環境問題も一気に解決するのではと思いました。

vol.117 多くの坊ちゃん政治家達に日本の将来を託して大丈夫でしょうか

2007年07月17日 | Weblog
参議院選挙が始まりました。政権与党の話を聞いていますと、景気は良くなり、
新しい雇用の創出も進み、年金も全く心配ないと自信満々に胸を張って言います。
私は政治も経済も社会も日本は悪い方向に向かっていると思っています。

昭和の終わり頃から、経済のグローバル化が進み、企業は日本の人件費が高すぎて
競争力を失うとの危機感から、人件費の抑制に取組みました。
現在では1/3を派遣社員に置き換え、製造拠点も人件費の安い海外に移し、
その甲斐あって、大企業は好決算を続けています。

この間、学生の理系離れは進み、相対的に技術力は低下し続けています。
団塊の世代の700万人が退職した後は、若者の雇用は増大しますが、
技術の継承にさえ苦しむことになりましょう。

835兆円ともいわれる国の借金を抱え、どうしてこの国が安心なのでしょうか。
お金で苦労をしたこともない二世三世の坊ちゃん政治家達の言葉を
そのまま信じることはできません。未だに地方分権も進まず一極集中のままです。
根本から国の仕組みを変える時が来ています。

お金の苦労をしないで済んだサラリーマン時代には私も気がつかなかったのですが、
企業を興し、お金に苦労をするようになって、日本の将来が心配になってきました。
地方政治も政策能力を持たない議員に任していては魅力ある都市は築けません。
市民一人一人が積極的に行政や政治に物申す時だと思います。

vol.116 ヤーコン100%ジュースの製造と品質管理には苦労しました

2007年07月02日 | Weblog

平成8年より今日まで、ヤーコン搾汁にビタミンCを加えたアンデスヤーコンを
冷凍の形でお客様にお届けし、味などの品質面で幸いにも信頼を得て参りました。
この度ヤーコン搾汁100%の発売を機に、改めて100%の意味を考え、且つ
野菜100%ジュース製造の難しさをお伝えしたいと思います。

ヤーコン100%ジュースの品質管理は実に困難を極めます。
甘味の単位である糖度1つを取り上げましても、8~13度とバラツキます。
土質、肥料、天候、お芋の大きさ、ひび割れの有無等により糖度が変わります。
当然のことながら、製品の甘味もマチマチで、でき不出来が現れます。

以前、お客さんの目の前で野菜ジュースを出すオーナーに話を聞いたことがあります。
「おいしいニンジンジュース100%が当店の売り物ですが、有機栽培したニンジンにも
良し悪しがあります。お客様は常に最高の物を求められるので難儀します」と。
「ヤーコンで味を微調整すれば悩みは解決しますよ」と、その時私は答えたものです。

果物なら収穫後も完熟するまで待ち、加工後もまろやかになるまで待つことができます。
ヤーコンの場合、収穫後の時間経過と共にオリゴ糖が減少するので早い加工が必要です。
レモンなどの酸味を加えると、酸味で甘味をある程度調整できますがオリゴ糖も減ります。
いろいろな野菜や果物を沢山ブレンドする方が単独より、品質は安定し美味しくできます。

大手の野菜飲料メーカーは、果汁の入らない野菜だけのジュースは出さないと思います。
いわんやニンジン、ヤーコンなど単品の野菜ジュースは決して商品化しないでしょう。
それ故に私達は、敢て野菜固有の色調を生かした野菜単独のジュースを作ります。
「美味しく飲めて太らない」をキャッチフレーズに、どんな野菜ジュースが出来ますやら。
乞うご期待を、そして是非応援をよろしくお願いします。

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