vol.258 今年はヤーコン豊作の年。昨年の不作が補えそうです

2011年11月18日 | Weblog
ヤーコン芋の収穫を10月末から始めました。ヤーコンにとって豊作の年になりそうです。
今夏は週一の割合で小雨がバラツキ、夏に弱いヤーコンにとって恵みの雨となりました。
その甲斐あって1本のヤーコンも夏枯れすることなく育ち、豊作をもたらしました。

昨年は夏場に一滴の雨も降らず夏枯れし、3,4割の収穫で品不足に泣きました。
特に、ヤーコン茶の原料不足により、お茶の生産を断念させる事態に至りました。
今年はヤーコン葉の早期生育に努め、盆過ぎから収穫し、去年の品不足を補いました。

さて、収穫した最初のヤーコンは待ち望んでおられるお得意様に真っ先に送りました。
例の血糖値500、失明の危機にあり、ヤーコンによって正常に回復できた例の方です。
その後、ヤーコン初味漬の原料に回し、12月よりヤーコンジュースの製造を開始します。

農業は自然との闘いです。人間の知恵はどんな困難をも越えることが出来ると信じます。
ただ四季があり、緑や雨に恵まれた日本が世界標準だと考えていれば過ちを犯します。
人口増加と砂漠化が進む世界にあって、食糧の自給をおろそかには出来ません。

ヤーコンが人々の健康を増進し、医者いらずの生活を実現すると思っています。
その中核となる商品はヤーコンジュースでしょう。これにバナナや葉野菜を加えてミキサーにかけ、
又、牛乳などを加えて美味しく飲む習慣が日本中に定着する事を願っています。

vol.257 私の実体験から年金問題を考え、年金制度改革者に苦言を呈したい

2011年11月08日 | Weblog
私がヤーコンの栽培・製品加工・販売を主業務とする事業化を目指したのは52歳の時でした。
当時、子供3人の内2人が未だ学生でしたので経済的不安も多く、時期早尚と考えました。
55歳で創業を決意しましたが、5年間辛抱すれば年金があるとの安心感が決め手になりました。

現在、年金受給年齢を68歳に引き上げる案は見送られましたが、制度的には破綻寸前です。
私の経験からすれば60歳になっても新たな挑戦は出来ず、63歳では気力も衰えてしまうでしょう。
高齢化社会ではシルバー世代が積極的に創造的な仕事をし、税金を納める社会であるべきです。

今ギリシャの財政破綻が毎日報道されています。かつて賢人たちを輩出した国の惨状です。
産業基盤が弱く、4人に1人が公務員で、50歳前半から年金生活に入るとのことです。
社会保障の充実が勤労意欲を低下させ、国を滅ぼしたと考えるのは早計でしょうか。

ギリシャは他山の石で、年金制度も生活の最低保障さえ出来ておれば良いのではないでしょうか。
例えば1人月額10万円の年金があり、別途働いて10万円の収入を確保できれば生活できます。
公務員の共済年金などは贅沢すぎ、彼らに新産業の創出は無理でしょうからギリシャの二の舞です。

消費税10%も国際公約となり、増税以外に日本の再生はないとの論調が展開されています。
今最も重要な事は国の形を変えて地方主権に、デフレをインフレに政策の軸を切ることでしょう。
年金だけで老後の生活が出来る社会設計は国をダメにすると思う今日この頃です。