地名の品格

地方都市を舞台にした漫画作品を趣味で描いていることねっちのブログです。

AzPainterにも、台風が来る?

2010年09月19日 21時08分45秒 | AzPainterと一緒[画像処理ソフト説明]
今回は、AzPainterを使って「台風」の作り方を解説します。
(なお、今回はAzPainterのVer1.36を使ったので、最新のAzPainter2には一部削除か変更された機能があるので注意してください…)

まずは、イメージ生成の白/黒の雲模様を描画します。
雲模様を生成
ノイズの強さ・オフセットの項目はデフォルトより低めに設定します。(鮮明さの値はデフォルトのまま)
(Ver1.33bなら単なる「雲模様」、Ver1.36なら「雲模様-シームレス」を選択します)

次に、雲模様にアルファ操作の「暗い色ほど透明に」を実行します。
暗い色ほど透明に
これを「雲模様」レイヤとします。

「雲模様」レイヤの上に「渦巻き」レイヤを新規作成し、塗りつぶし円を描画します。
塗りつぶし円を描画

「渦巻き」レイヤに「放射状ずらし」を(サイズに合わせた値で)実行し…
渦巻きレイヤに放射状ずらし

さらに「放射状ぼかし」を(サイズに合わせた値で)実行して…
渦巻きレイヤに放射状ぼかし

そして「渦巻き」を強さ15~30で実行します。
渦巻きの強さを設定

それから、「台風の目」レイヤを新規作成し、「渦巻き」レイヤと同じ要領で、小さな渦巻きを作ります。
台風の目を作成
(小型の台風の場合、塗りつぶし円を描画し、ガウスぼかしを2~3で実行します)

その後、「台風の目」レイヤを「渦巻き」レイヤの下へ移動し、「下のレイヤの値を引く」を実行します。
台風の目をくりぬく

あらかじめ、「雲模様」レイヤに量12前後で「渦巻き」を実行し…
雲模様に弱めの渦巻き
最初の「暗い色ほど透明に」を実行した直後でも構いません)

「渦巻き」レイヤの上に「雲模様」レイヤを移動し、「下のレイヤの値を乗算」を実行します。
台風らしい形にくりぬく

最後に、このままだと南半球のタイフーン(ハリケーン?)状態なので、北半球の台風らしく「左右反転」します。
台風を左右反転

「渦巻き」と「台風の目」の各レイヤを非表示にして保存か、レイヤウィンドウの「アルファつきPNGに出力」で「雲模様」レイヤのいずれかで、「台風」の素は完成です…お疲れ様でした。

「手持ちの地図イラストなどに台風を登場させたい !!」という場合は、地図などの画像レイヤの上に「スクリーン」でレイヤ合成します。
イラストにレイヤ合成
(なお、普通のPNG形式画像として保存した場合、任意の画像レイヤの上に「台風の素」のレイヤを読み込み、レイヤ合成します)


それにしても、今年(2010年)の夏の天気は、おかしいですね…
6月と7月は私が住む北関東平野部では、ゲリラ豪雨が数日おきに発生、8月いっぱいは雨が全く雨が降らない猛暑日続きなのに、テレビの天気予報で「ダム渇水」の記事を聞かないと思えば、山間部のみゲリラ豪雨…
9月中旬になって、やっと秋らしくなったけど、いつもより台風が少ないですね……と、そんな気持ちをTHE BLUE HEARTSの「台風」という曲で紛らわすこの頃。

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