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M.B.-DIC.1980 MR11 199? Murder Maurizio Bianchi

2007-09-30 17:37:23 | Noise Industrial
M.B.-DIC.1980 199? Murder MR11




 昨日今日とめっきり秋らしくなってきた。痩せ型の私には涼しいと言うより、寒いくらいだ。土曜日は無線、日曜は音楽を聴きながら読書と言うのが最近の週末のすごし方になっている。
 で要らなくなったものを整理してeBayやらヤフーに出品したり捨てたりして、ジャック・デリダ「アポリア」を再読しているBGMに主にアンビエント系の作品を聴いていたが、毛色の変わったものを、とM.B.の本作を久しぶりにBGMに聴いてみた。

 寒いので玉露園の梅こんぶ茶- これが体にいいですよ( ・∀・)ノ -を飲みながら、デリダの1章「Finis[境界・終末」を読了。「真理の諸限界」を[で/相]待ー期する]」経験におけるおけるアポリアは非道である。よって正義とは経験し得ないものの経験である。そうだ!正しく…

 さて本作はタイトルからしてM.B.=マウリチオ・ビアンキの初期の仕事のようであるが、シンセのお遊びを経験することが出来る。ビコビコした踊れないグリッチなリズムは最近のオウテカも真っ青かも(=゜ω゜)ノ 尚且つ単調だ。まあ単調だからアンビエント的に読書のBGMにかけてる訳ですが… A面を聞く限り、大して面白くもない作品と言えよう。デリダの「アポリア」が読者の忍耐に感謝したい、とエクリしているが、このM.B.作の方が忍耐を強いられると。

 B面も同様の路線であるが、後のLPアルバム郡につながる「音」は聴き取れる。
「Regel」「Menses」「Das testament」へと。
 この真理の諸限界とは乗り越えてはいけない諸境界なのだろうか?それらが内に閉じこもるとき、境界のある種の通過が不可能ではないように思える。
 内に閉じこもったM.B.は自爆的に炸裂した! これから「Menses」あたりを聞き返してみようか?
 セネカに感謝して本作を終了する。

 まあやはり本作は初期M.B.の研究者・コレクターの方々向けですね。私には手におえないものであった( ゜∀゜)ノ

 さてデリダの2章「到着を待ー期する」を読み進めていこう。

  自宅書斎にて [y27dx]
Hunting Lodge