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Meat Beat Manifesto-...In Dub 2004 QS155

2007-09-12 11:17:43 | Ambient Techno
Meat Beat Manifesto-...In Dub 2004 QS155




 本日は年次有給休暇をとり自宅でくつろいでいる。9時ごろはかなり凄い雨降りであったが、今は小降りである。

 先ほどまでは、日本版が待たれていたジャック・デリダの愛弟子でもありフランスを中心に世界的に認知されつつある、ベルナール・スティグレール「愛すると言うこと 『自分』を、そして『われわれ』を」を読んでいた。訳が良いこともあってか透明感のあるエクリチュールだ。
 「象徴の貧困」「現勢化」も翻訳版が出版されているので、ジャック・デリダの研究者や好きな方には推薦します。

 さてそうこうエクリしている間にMBMの快進撃が続く。
 アルバムのタイトルの通り「Dub」が基調であるが、J.dangers得意の分野=ブレークビーツの表出もある。前作「RUOK?」に続いて大人向けのエレクトロ・テクノの路線でお気に入りのアルバムです( ・∀・)ノ

 5曲目「Super Soul Dub 」あたりは彼らの初期の頃の面影がほんの僅かに仄かに聞き取れる。「99%」当時はJ.dangersも若かったが、リスナーである私もまだテクノ若造であった。年齢を重ねると共にパラダイムを転換するのは困難になる、と言うことは通例であるが、パラダイム転換が重要です。仕事でも。
 デリダ的に定点の不在を引き立てながら、生きる現在の不可能性を、その純粋性を外部/他者にさらしていく否定性。

 9曲目「Retrograde Dub 」☆)゜∀゜)∀゜)゜)━━━━━!! ついつい繰り返しききたくなる好作品( ゜∀゜)ノ 「Phaze 1」から「Phaze 4」への流れ - 中近東風ともヨーロッパ的ともとれる摩訶不思議なトランス状態に陥る、魅力的な作品。

 [11]「Radiation Dub 」もなかなかよろしい出来具合ですね。時にスペーシーで、時にゲノム解析的?エクリ。これは実際聴いてみて下さい。

 ラスト「Retrograde Pt. 2 Dub We R 1」は[9]の続編でこちらの方がファスト・テンポ。まあ基調は同じなので、いい感じです。リスナー個々の好みによるでしょうが、個人的には[9]のほうが若干好きです。両作ともよく出来ていますが。

 MBMは新作「Archive Things 1982-88 」という2枚組みをリリースしたようです。こちら→http://brainwashed.com/mbm/
 初期の頃の未発表作のようですね。まあ気が向いたら入手しときましょう。

 さて本作を聴いている間に雨がやみました。午後からちょっと出かけようかなあ?でも今週は出張続きであちこち行ってきたから、自宅で音楽と読書をしようか、はてまた無線でもするか?迷うところです。明日も出張だし…
 まあしばらく読書してくつろいでいましょうか。

  自宅書斎にて y27dx