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Electronic Eye-The Idea Of Justice 1995 Beyond

2007-04-17 13:00:45 | Ambient Techno
Electronic Eye-The Idea Of Justice 1995 Beyond



 今日は曇り。デニーズでランチを食べてきた後、リラックスタイムにまたまたテクノを楽しむ。今日は安物のブルックスのブレンドドリップをすすりながら。
 歯磨きしてマウスウォッシュした後のコーヒーはちょっと変な味覚だ。

 さて、キャブスの重要人物Richard H.Kirkの数多いプロジェクトの1つがこのElectronic Eyeだ。もうずーっとCabsの良いところを彼1人で表現している感じだ。

 Electronic Eye名義では1stの「Closed Circuit(2CD)」が出来が素晴らしかっただけに、この2ndはあまり話題に上がらない。個人的にも1stは今でも大好きだ。

 アダルトテイストな独特な浮遊感のあるアンビエント・テクノで始まる。読書や仕事のBGMにいいっかな~ -`).。oO

 っと思っていると3曲目「In The Hearts Of Wildmen 」で昔キャブスのり- 初・中期Cabs - を思わせるリズム隊が出現する ヾ(^ー^)ゞダンス ダンサブルなナンバーの裏にKirkの意図があるような気がするが、理解するアポリア。まあ、あまり深く考えずに楽しむ。

 で、4曲目「Red Star Over Qubah 」でまたKirk一流のエレクトロニクスが浮上する。「キューバの赤い☆」とはカストロのことだろうか?まあいい。なかなかいいムードだな~ (* ^ー゜)

 5曲目はKirk流のIDM。もう少し暗い基調だと良かったかな?

 で、6曲目「Silence Of Night 」は曲名とは裏腹に若干派手なインプレッションのエレクトロ・ビートがラングされ、なかなか躁鬱なアルバムだなー。悪くはない。

 7曲目以降は未来派志向のテクノと言うと褒めすぎかもしれないが、しかし彼 Richard H.Kirkのバックグランドからして、ほぼ常に「未来を見据えて作曲している」と、聞いている。

 8曲目「Black Star 」(Crystal Speaks)が本作の聴き所かと思うと急に中近東風のエクリチュールが… ( ゜Д゜)

 先週の土日に「水声通信」を読んだが(ジャン=リュック・ナンシーの論文を読むために購入)、「こころのアポリア」論文中、デリダを引用して「心と言うアポリアの場が繰り返し、くりかえし演じ続けられてきた」とあったが、まあそういったアポリア(解決の糸口を見いだせない難問のこと)は人生を歩んでいく私たちには避けがたいものであろう。

 話が飛んだが、10年ほど前のこの手のアンビエント・テクノをこれから遡って聴いてみよう、と言う方にはまず「Closed Circuit」を先に聞くことを強くお勧めする。その後、本作と言う手順を踏まないと、見事Richard H.Kirkの仕掛けた罠にはまることは間違いない。

 ちらっとアマゾンを覗いたら3rd「Neurometrik」は9359円だと Σ(゜Д゜;)アラマッ
 いいお値段ですね~ (´-`).。oO

 さて、そろそろ仕事に戻ろう。

   職場にて  [Y27DX]