18日仕事を終えた後、ファボーレ東宝で行われたFMとやま主催『リンダリンダリンダ』の試写会に行ってきました。 試写会といっても、職場のある魚津からファボーレのある婦中までは下道でゆうに一時間半はかかる距離、定時5時半で上がっても間に合うかどうかの距離のため、高速を使って向かったので高速料金900円は掛かっていることになります。おかげで6時前に魚津をでて6時34分には劇場に着くことができました。 入場時、「森山未来」主演舞台『BATBOY THE MUSICAL』のチラシを配っていました。来年一月富山でもオーバード・ホールで公演があるそうです。(これで義理は果たした・・・) 出演は『子猫をお願い』『TUBE -チューブ-』の「ペ・ドゥナ」、『ローレライ』の「香椎由宇」、『バトル・ロワイヤル』の「前田亜季」、「関根史織(Base Ball Bear)」「湯川潮音」など。監督は「山下敦弘」。 柴崎高校文化祭『ひいらぎ祭』初日。ドラム担当『響子(前田亜季)』はキーボードの『恵(香椎由宇)』を探して校内を歩いていた。ヴォーカルの『凛子(三村恭代)』と喧嘩をしたからだった。三日後のステージを前にギターの『萌(湯川潮音)』が手を怪我したことに二人がいさかいを起こし、バンドは空中分解してしまっていた。 『恵』はベースの『望(関根史織)』と一緒にプールにいた。軽音楽部の部長のステージ参加を取りやめるのか、という問いに『恵』は参加すると告げる。三人はオリジナルではなくコピーを演奏する為、部室でMDなどを漁るが、これといったものは出てこない。『響子』がロッカーから取り出したテープの中に『ブル-ハーツ』のテープが出てきた。 『萌』の代わりに『恵』がギターを演奏することに決めた三人はヴォーカルを探すが、たまたま通りかかった韓国人留学生『ソン(ペ・ドゥナ)』に声をかけるが・・・ 今時の女子高生の等身大の姿を写し取った作品でした。同じく女子高生を描いた『子猫をお願い』を連想させます。 自分の高校の時の文化祭を思い出しながら観てしまいましたね。ギター部(軽音楽部)だった私は、高三の時の文化祭、男女に分かれ後輩と共にバンドを組んでステージに上がりました。演奏した曲名はもう忘れてしまいましたが、何度もスタジオに通って練習したことなどを思い出します。本番前の独特な緊張感は快感でもありました。(演劇部等の舞台もあったため、楽器の準備上トップバッターだった一日目だけの演奏だったんですけどね。ちなみに二日目はアコースティックということで独りで『さだまさし』を歌ってしまいました。○工のさだまさしと異名をとったのはこの時です。父兄には受けたようです。) 物語は文化祭でのステージまでの三日間をリアルに描いています。バンドにうちこみながら、時には初恋に心揺れる姿など青春そのものです。 エピソードをつらつらと描いているだけでキャラの心情を語るまでには至っていない為、『子猫をお願い』に比べると、深みはありません。しかしやる気の見えない顧問の先生など、脇のキャラクターたちにあんな奴いたな、と共感しながら見ることができました。 韓国人留学生『ソン』を演じたのは1997年生まれの「ペ・ドゥナ」。撮影時おそらく24・5歳だと思うのですが、恐るべし、です。留学生というシチュエーション上、コミカル面担当になっていました。 クライマックスの歌声はキュートでした。日本語うまいっす。 「前田亜季」が演じたのは、バンドのまとめ役『響子』。本作の為にドラムに挑戦したらしいのですが、とても初心者とは見えないスティック捌きでした。 気の強い直情的な『恵』役は「香椎由宇」。登場シーンのプールに浮かぶ姿は不思議な絵でした。あんな風にぷかぷか浮かべるもんなんですね。 『望』役の「関根史織」は初演技ということでしたが、クールで実はバンドを根っこで支えている役を素のように演じてました。本職のベーシストとのこと、スイマセン知りませんでした。 感嘆したのは、「湯川潮音」の歌を聞いた時でした。彼女のことを知らなかったんですが、日本にもあんな美しい歌声をもったシンガーがいたんですね。アカペラでも心に染み入ってきました。 ただし、残念ななことにそれが作品的にはマイナスに働いていると感じました。音楽的にクライマックス前に一度ピークがきてしまう事。「湯川潮音」の圧倒的な歌声により、その後に配置された肝心のバンドの迫力が見劣りしてしまいました。 いろいろな年代の方が楽しめる作品だと思います。同年代の人は共感しながら、上の年代はあの頃を懐かしみながら楽しめる作品だと思います。 評価 星 みっつ 公式サイトはコチラ ・リンダ リンダ リンダ@映画生活 P.S. 今村先生を演じた「甲本雅裕」って、ブルーハーツの「ヒロト」の実弟だったんですね。全く知りませんでした・・・汗) このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク Amazonで買う Amazonインスタント・ストア xina-shinのぷちシネマストア
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私もこの映画、等身大の高校生という感じでとても好感持てました。そして、「あの頃の事を思い出して」楽しみました。ソンちゃん、素敵
「あのころ」を懐かしんで見たクチです(笑)
コンサートがクライマックスの映画って否が応でも盛り上がりますもんね~。
メンバーみんなが大好きでした~。
劇場で繰り返し観て、DVDでも繰り返し楽しめる映画だと思います。^^
DVD...買っちゃいましょうよ(笑)
踊る大捜査線のときから、似てる名前だなぁって思ってたんですけどね・・・