河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑135 / ボーっと生きてんじゃないよ!

2024年03月07日 | 菜園日誌

先週の土曜日に蒔いたトマトが芽を出し始めた。
ヒーターマットで25℃から28℃くらいを維持して、今日で6日目、ほぼ計算通り。
と、言うのは発芽に必要な積算温度というのがある。
 積算温度=一日の平均気温×日数 
植物によって発芽日数が変わるのは積算温度のためだ。

トマトを例にすると、種の袋の裏に次のように書かれている。
 発芽適温 25℃から30℃ (発芽日数4~6日)
 25℃×6日=150℃
 30℃×4日=120℃
つまり、トマトの発芽積算温度は120℃~150℃ということになる。
ナスとピーマンは180℃~200℃(6~8日)なので、あと二日ほどすれば発芽する計算になる。

もし、保温なしで今、トマトを植えたとすると、次のようになる。
3月の平均気温=最高14℃・最低5度
(14℃+5度)÷2×?日=120℃……?=12.7日
計算上は13日ほどで発芽するはずだが、芽は出ない。
成育適温が15~25℃なので、その温度が何日も続くと種が判断しないかぎり、発芽のスイッチを入れない。
小さな種にもAIのような知能があるのだ。

桜の開花は、2月1日を休眠から覚める日と仮定して、積算温度(累積温度)が600℃になると開花する。
それによると、今年の大阪の開花は3月22日だとか。
「600度の法則」というそうだ。
植物は、ボーっと生きてんじゃないよ!


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